不定期戯言

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2013.01.01 (Tue)

クイズ面白ゼミナール

・NHKがテレビ放送開始60周年ということで,特番をやっていた。昨日だったか,鈴木健二氏がゲストで出ていた。そこで「クイズ面白ゼミナール」をまるまる1回分流していたのだが,情報量の多さに驚いた。今のクイズ番組とは全然違う。平成教育委員会みたいに薄っぺらくない。鈴木氏の淀みないしゃべりにはムダが感じられない。そのあとのトークで,それを実現するためにやっていたことを語っていて,それって自分が授業で実現したいと思ってることじゃないか,と思った。「1問についてスタッフが紙袋1つ分くらい渡してくれるんです。でもそれをそのまま使うのでは十分な話なんかできない。だから自分でも紙袋1つ分くらいの資料を用意するんです」「よく『そんなにたくさんの数値をよく覚えてられますね』と言われるけど,決して数値を暗記しようとしているのではありません。語るべきストーリーを作るために数値が必要になるから自然に頭に入るし,そうなれば自然に口から出てくるのです」「説明の筋書きは1つの話について少なくとも3種類くらい用意しておきます。たとえば前の解答者とのトークが硬くなりすぎたら,次のトークは軽いものにしてバランスをとろうと考えます」メモをとっていたわけじゃないからうろ覚えだけど,こんな感じのことを言っていた。どれも,そうありたいと意識していることではあるのだけど,彼の足元には到底及ばない。

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