不定期戯言

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2009.06.28 (Sun)

あれこれ

・ハンガーストライキという暴力的な手段に出てしまったら,せっかく積み上げてた思いやなんかやかがすべて台無しだよなあ,てな独り言をいいながら鳥はむを仕込む。

・今日は試合の引率だったのだが,待ち時間がやたら長かったので新書をぱらぱら。『情報って何だろう』(春木良且著,岩波ジュニア新書457)はジュニア新書だけあって生徒によませたいとも思ったが,歴史的なことなんかは私自身かなり勉強になった。ワーテルロー・スクープとか,FAは成功したけどOAは成功しなかったこととか,アメリカン航空が「うまく」やったこととか。

やっぱりこれは大人も読んだ方がいいんじゃないかな。ここでいう情報処理は…いわば情報の変形であって,新たな情報の創造ではありませんとかわかってない人がごろごろいるし。

・『凡人が一流になるルール』(齋藤孝著,PHP新書603)はささっと読む。偉業をなした6人の仕事の習慣を,ミニ伝記仕立てで紹介している。いくつかはなるほどと思うし,いくつかは納得できないし,いくつかは既に自分のルールであった。確かに十代に読む伝記とはまた別の意味があるな。

・『差がつく読書』(樋口裕一著,角川書店)で語られる「読書」はとても現実的だ。「実読」と「楽読」の区別とバランス,そしてそれぞれの方法についてはお上品なお作法を守って時間を無駄にしないように,でも決していい加減な読み方にならないように考えられている。私にとっては新鮮な視点がいくつか示されていて,「なるほど,そのような読み方をしたら楽しかろう」と思わさせられた。

おや,末尾の「私の読んできた百冊」にイリイチの『脱学校の社会』が。これも縁か。

それにしても,この本に限らず一部の「実読」書に対して思うのだが,「大事なところをゴシックにする」のは見苦しいからやめてほしい。あんなことされたら線ひいて読むのに邪魔なんだ。三色ボールペンを構えていざ読もうとしたら,既にゴシックになっていて萎えたこともある(しかもそれが齋藤孝氏の本だった)。どうせやるならアスキーの256本くらいのことをすればいいのに(『腐女子彼女』でも可)。

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2009.06.19 (Fri)

解像度

・今日の授業で解像度の話がでてきたので,紙とディスプレイの解像度に差があるから「ワープロで文書を打つときに画面でしっかり確認しているのだけど,印刷してみると一瞬で誤字に気がつく」という話をした(『人月の神話』にも書いてあったような気がする)。そしたらIRCで「エロ本とDVDの解像度の差」という話が…その手があったか!

コメント(4)

tkamada wrote at 2009-06-20 00:19:

ちなみに、後者の場合の「誤字」に相当する部分は、いったいなんになるのでしょう?

わたやん wrote at 2009-06-20 17:33:

手元に資料がないのでコメントできません。ビデオはともかくとして,DVDだとわりときれいなんじゃないかとも思うのですが,実際のところどうなんでしょう。実用上(って何)はむしろ解像度よりも想像力の問題のような気はしますが。

tan2 wrote at 2009-06-22 19:22:

せそせが検証作業を行っていただけるんですよね。
そして詳細レポートをゆるゆると某所(ドコ で発表してくれると。

期待して待ってます。

わたやん wrote at 2009-06-22 20:43:

typo3の話かと思ったらこちらでしたか。だーかーらー,資料がー。

ゆるゆる方面はちとスケジュールがハードなんであれです。いや,スケジュールがゆるゆるでもこの件については発表しませんが。

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2009.06.17 (Wed)

iMindMap本とか

・もうすぐ『パソコンで広がる思考の翼 iMindMapではじめるマインドマップ』(伊藤賢著,インプレス)が6/26に出るというので,さっそくアマゾンで予約した。

・New's Networkの新刊も6/25に出るようだが…俺,期末テストの問題が作れたら栄のとらのあなに行って買うんだ…。

コメント(2)

tokoroten wrote at 2009-06-20 22:07:

マインドマップは作れるのがフリーソフトでありますよ。それを試してみては?

わたやん wrote at 2009-06-20 23:23:

有名どころはいくつか試してみました。今も急いでメモをとるときはiMindMapかfreemindのどちらかを気分で使い分けます。
iMindMapがいいのは,言葉よりも枝優先というところじゃないかと思っています。他のは言葉に枝がついていくものが多いです。うまい言葉がでてこないときにとりあえず空の枝を書いておく,というのをよくやるのですが,これが一人前の枝でないと「言葉を呼ぶ力」が弱いような気がするのです。

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2009.06.15 (Mon)

日本語組版処理の要件

・W3Cが日本語組版処理の要件を公開したことがスラッシュドットジャパンで取り上げられている。斜め読みしてみたが,途中でケータイ小説に言及してたり,小説は縦書きでないと読めない人がいるなんて書いてあったり,あげられている例なんかにも実装側が楽になるということだけでなく実際の状況を認めた上で書いているように思われた。こんなの実装する人は大変だなあ,TeXのやってる減点方式ってのは理にかなってるな,私が今まで書いた印刷ソフトはなんて手抜きなんだ(比べるなよ),なんてことも考えたり。

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2009.06.14 (Sun)

休日は休日らしく

・梅酒を漬ける。今年はレモンも漬けてみることにした。それにしても,梅酒はほんとに人それぞれなんだなあと思う。氷砂糖の分量とか,実をいつ取り出すかとか。去年の梅の実はジャムにした。朝っぱらから体がぽかぽかして…って,それは大丈夫なのか?面白かったのは,ホワイトリカーの紙パックには氷砂糖が300〜400gとなっていたのが,氷砂糖の袋では1kgとなっていたこと。いや,わかりやすい話なんだが。

・5月末に買って来たドラクエ5を少し進める。ラインハット城のにせおかんを退治したところで今日はおしまい。さて,クリアするまでに何ヶ月かかるだろう…(そういえばM&Mでは,あるところで数ヶ月止まっていたことがあったっけな。ジャンプか何かの魔法で飛び越えればいいだけのことだったのだけど)。ここまでは一本道だったんだけど,ずっとそういうわけにもいくまい。

・かみさんが読めるマンガについて。「スケッチブック」はぎりぎりOKらしい。「らき☆すた」や「けいおん!」はダメだと。「よつばと!」は余裕でOK。絵よりも話とかキャラクタで,読めるかどうか違ってくるとのこと。

コメント(11)

文庫老 wrote at 2009-06-15 21:14:

梅酒の酒は泡盛。 梅を取り出すのは、数年後の飲む直前。 取り出した梅は砂糖に埋めて、梅シロップにしています。

わたやん wrote at 2009-06-15 22:08:

数年も寝かせる根気がないです…。ホワイトリカーじゃなくて本格焼酎で,というのは『ちいちゃんのおしながき』にもありましたが,今のところ飲むのが私だけなので…娘が飲むようになったらちょっといい酒にしようかな。

だきわ wrote at 2009-06-16 08:26:

三重の焼酎 キンミヤ がいいですよ

ちゃか wrote at 2009-06-16 08:35:

「らき☆すた」は大丈夫だけど「スケッチブック」はダメな私です。奥様の感覚よくわかります。「よつばと!」は素晴らしいですね。ウチにも全巻あり、子供にも読ませてます。

わたやん wrote at 2009-06-16 20:37:

ごぼう焼酎なんてのもあるんですね。興味はあるけどクセがありそうだからそれはともかくとしても,お手頃な値段のもあってよさげな気がします。来年どうするかかな。

ちゃかさんが読めるのはうちのかみさんと逆なのね。でも「読めるのと読めないのがあるというのはわかる」と言ってます。もちろん私も苦手なのはありますが,そういうのは手元にないので…。

だきわ wrote at 2009-06-17 11:07:

育休記念にキンミヤで漬けたサクランボ酒が飲み頃です。
呑みますか?

わたやん wrote at 2009-06-17 23:19:

サクランボ酒か,飲んだことないなあ。興味あります。

だきわ wrote at 2009-06-22 16:05:

ではそのうちに。

わたやん wrote at 2009-06-22 19:19:

じゅる :D~

だきわ wrote at 2009-06-24 10:55:

さくらんぼもうちの実家の自家製なので期待しといてください。

わたやん wrote at 2009-06-24 10:58:

おお,それはすごい。

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2009.06.12 (Fri)

The Wall Live

・Roger WatersのLive DVDはだいぶ前に買ってよく観ていたのだが,やはりPink Floyd名義のライブもほしいということでこのCDを買った。聞いてみると,多くの人がこれを薦めていることに納得する。年齢的なこともあるのかもしれないが,すごく勢いがある。ずんずん前に出てくる感じ。私も,これの映像版があれば間違いなく飛びつくだろう。

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理系クン

・『理系クン』『理系クン結婚できるかな?』(高世えり子著,文藝春秋)を読む。よしたに氏の『理系の人々』が自分語りであったのに対して,これらは高世さんの目を通したものになっているということで別の視点があって興味深い。どっちにしても,N島クンの考え方に何ら違和感がないことには違いないのだが。私が理系的な思考パターンをしてるのは理学部数学科卒業の身としては普通のことなのだけど,かみさんもわりとそういう傾向にあるような気がしている。「長年つきあってるから影響うけるって」と本人は言うのだが,以前からそうだったような気がするんだがなあ。

・家に置いておいたらみんなが読むわけで…娘たちからかみさんが質問攻めにされたらしい。そういう年頃なのかなあ。とりあえず私は,指が太って入らなくなった結婚指輪のサイズなおしをしてもらおうかと思っている。

コメント(3)

だきわ wrote at 2009-06-13 07:45:

指だけ?

わたやん wrote at 2009-06-13 08:26:

それは言わない約束です。

だきわ wrote at 2009-06-15 13:38:

失礼しました。

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2009.06.09 (Tue)

ghostscript 8.64(再)

・日本語が使えるようにするための設定について前に書いたことがあるが,もはやunstableの8.64~dfsg-6では[debian-users:52555]に書いてあることですっきり解決できるようになったようだ(unstable以外の事情は知らないけど)。defomaのipafontのhintに,Ryumin-LightとGoghicBBB-MediumのAliasを追加してdefoma-font reregister-all ttf-ipafont.hintsしてやるだけで日本語の処理ができるようになった。

コメント(1)

わたやん wrote at 2009-06-12 22:38:

gs_init.psに書いてあるバージョンが違ってる件は8.64~dfsg-7で直ったのかな(手直ししてたから気がつかなかったけど)。
2chでは,PDFを処理させるとレイアウトが崩れるという話が出ていた。これも気がつかなかった。

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