不定期戯言

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2012.02.28 (Tue)

卒業式

・そんなわけでスーツを引っ張り出した。:

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2012.02.25 (Sat)

部活の練習に顔をだしてみる

・来年度あたりからちゃんと部活の面倒を見なくちゃいかんなということで,ちょこちょこ練習に顔を出している。今日はラケットを持って実際に打ってみて,試合形式では生徒たちにフルボッコにされたわけだがまあそれはいい。こうやって部活に足を置いてみると,学校の中での居場所ができたような気持ちになる。授業と部活を中心に教員生活を送るという選択肢もあったのかもしれないなと思う。でもそれに埋没してしまっては,私がやろうとしていることが進められない。私が持つある種の特異性を封じてしまうと,きっと定年までに後悔する。まあ悩むのも悪くないか。

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日本数学会の提言

・日本数学会の提言がずいぶん話題になっている。話題になっているが,ずいぶん見当はずれな意見が多いように思う(報道する人たちが勘違いしてるせいでもあるのだろうけど)。

・ゆとり世代は数学力が低下しているというような論調が多いが,提言の中では1990年代初頭から,大学初年次における数学の学力低下が言われていましたと言っているのだから,決して「いわゆる」「ゆとり」批判ではないはずなのだがなあ。

・第1問で平均の性質について問うている(これを「平均の意味がわかってない」と報じるから勘違いされるんだろう)わけだけど,これは日本人全体の統計リテラシの弱さを指摘する意味があるのだろう。いいぞ,もっとやれ。

・提言は,論理的な叙述ができるようにする指導を望むということだが,普通に証明や記述をさせることでは解決しないだろう。というのは,多くの生徒は暗記した解答のテンプレートに値をあてはめて「書く」ことを答えることと思ってしまっているからだ(就職面接のうすっぺらい自己アピールだってそんなものだ)。そしてそれは数学教育だけでは解決できない。勉強することが考えることでなく覚えることになってしまっている,考えることを否定された教育が小学校から行なわれているように思われてならないのだ。それを正そうと思っても,高校では既に手遅れだ。

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あまのじ wrote at 2012-02-26 17:55:

テレビのニュースで見ました。
問題文の日本語がわかってないのではないか、という気がしました。
ちゃんと国語をやるのが大事かな、と。
漢字クイズじゃなく、読解力ってやつを身に着けないと。
といいつつ、大学の数学は全然わかりませんでした、、、

わたやん wrote at 2012-03-09 23:02:

いろいろ思惑があるというか,世論を誘導したかったらこういう風なことまで考えるんだなあみたいな話もかすかに伝わってきています。

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2012.02.23 (Thu)

PenFlowchart 1.5リリース

・昨日の今日だったりするが,Windowsで実行してみたらPENの方の表示がおかしかったので修正。本家のPENであれば,入力支援ボタンに合わせてエディットエリアの広さが確保されるのだけど,それを外してしまったので強制的にサイズを指定しなくてはいけない。他にもフローチャートを変更することでPENにフォーカスが移動していたので,これも修正。普段Linuxでの様子しか見てないからわからんのだなあ。

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2012.02.22 (Wed)

PenFlowchart 1.4リリース

・今回の変更点は

  • 実行中にフローチャートを変更したとき,実行を停止するようにした
  • 起動時の引数をPENに渡すようにした。-teacherで字を大きくできる
  • PENのソースに対する変更部分の整理

といったところ。

・何日か前にVectorにも登録してたのを(公開される前に)1.4に差し替えたのだけど…今日の夕方になってようやく公開されたと思ったら1.3だった。

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2012.02.21 (Tue)

チャペルでのお話

・今日はチャペルで話をする当番。私が「わたやん」というハンドルと例の似顔絵で知られていることから切り出して,自分をプロデュースするということの話をしたかったのだけど,緊張のあまり話がぐだぐだになってしまった。こうなるんだったら最初の思惑通り,佐野元春の「Street Meetingのための覚書Ⅰ」を朗読してから始めれば良かったかもしれない。「約束しよう/戦いが目的ではないことを」で締めくくられるこの詩は,つまり生活の中で戦いが生じることを表している。

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2012.02.14 (Tue)

昨日のデバグ

・昨日PenFlowchartを修正した部分についてのメモ。Flowchart.loadではDocumentBuilder.parseを使ってXMLを読んでいるのだが,実はここでファイル名を渡していた。しかしStringを与えるとそれはURIということになってしまうので,そのことが日本語文字を含むファイル名のときにうまくいかない原因になっていた様子。しょうがないのでFileを作ってそちらをparseに与えるようにした。

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あさだたくや氏逝去

・あさだたくやさんがなくなったという話を聞いた。ガンだったとか。イソターネットの人だということしか知らないのだが,あれは確かに私に影響を与えてたと思う。合掌。

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tkamada wrote at 2012-02-23 21:09:

存じませんでした。たいへん残念です。

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2012.02.13 (Mon)

PenFlowchart 1.3リリース

・今回のバージョンアップは,Windowsで日本語文字が含まれるディレクトリからのロードができないという報告への対応と,PENの呼び出しが遅いことが不満だったので最初からPENの窓を開いておくようにしたのが大きいところ。コード生成でのムダを少し切り詰めたつもりではあるけど,どれだけ効果があるかわからない。

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だきわ wrote at 2012-02-14 09:02:

おおっ!素早いぜ兄貴。

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2012.02.12 (Sun)

日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか

・今日は「高校数学・新課程統計分野研修会2012冬」があったり,「ゆる速」セミナーがあったりしたのだが,私は部活の試合の引率。本校の参加者が少なかったので待ち時間が長い。そんなわけで『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』(山田奨治著,人文書院)をその間に読む。生徒がこれを読もうとしたら,今やってる授業が下準備になるかな(授業で話すために考えてきたことは大きくは間違ってはいなさそうだけど,説明が足りないことはいくらかある)。

・特に興味をひかれたのは第4章「ダウンロード違法化はどのようにして決まったのか」の部分。2006年からの私的録音録画小委員会の議事録を読み解いているのだが,自分がいかに結果から読み取れる表層しか見ていないかということを思い知らされた。参加者がそれぞれ背負う立場の利害のために,理念の話がまったく追いやられている。もちろんこの読み解きには山田氏のフィルタがかかっているわけだが,津田大介氏の孤独なストラグルが切ない。『情報の呼吸法』で書いてたのはこのことだったんだな。

・やはりこの話は生徒に伝えていかなくてはいけない,と改めて思った。彼らが社会の主役になるために,知らなくてはいけないことなんだ。私が著作権の授業の中で,特に30条以降にある著作権の制限について話したいと考えていることは多分間違っていないだろう。

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2012.02.10 (Fri)

ラケット買った

・そろそろ部活の方もきちんと見なくちゃいかんよな,というわけで,外堀を埋めるためにラケットを新調した。いまどきペンの表ソフトなんて流行らないよなあ,とは思うものの,今更ほかのスタイルに変えられるような気はしない。迷いはしたものの,以前から使ってたものに近い丸っぽいラケットにした。ラバーはSpinPips。来週は,これで生徒に相手してもらおうかな。

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カタカナアマノ改めあまのじ wrote at 2012-02-15 19:27:

こんばんは。先日はどうも。
中学は卓球部でした!数年前、知り合いの卓球経験者と、
千種区内山辺りの卓球場で打ちました。
そのとき、池下の卓球専門店でラケット買ってそれきり。
今度、打ちましゃう‼ちなみにぼくはシェイクでフリースタイルです。

わたやん wrote at 2012-02-22 11:32:

まだ打ててません…。ううむ。

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2012.02.09 (Thu)

セントラルイメージ(その2)

・色鉛筆使い始めてからのをスキャンしてきたけど,改めて見るとアレだな。1枚目はデータベースの概要を考えてたときのやつ。2枚目は教育に関する本を読んでたとき。3,4枚目は知的財産や著作権に関する授業ノート。5枚目はCE113のプレゼンの下書き。

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2012.02.08 (Wed)

セントラルイメージ

・過去に書いたマインドマップを振り返ってみると,セントラルイメージが変化した機会が2,3回ある。最初は伊藤賢氏の講座をうけたときだ。あれでセントラルイメージが本当に「引き出す」働きを持つことを実感した。次は山本さをんさんのイラスト講座。具体的な方法もたくさん教わったが,描くことが楽しいということを思い出させるものだった。他にもMulti8を使うようになったことは大きい。色鉛筆のタッチによって,無理のない色づけができるようになって,ずいぶん気が楽になった。そんなわけで過去のセントラルイメージの中で,気に入っているものを掲載してみる。最後の1枚は色鉛筆を使っているが,それ以降の色鉛筆使ってるやつのスキャンをしそこねていたので,その分はまた後日。

最初の二枚は「コンヴィヴィアリティのための道具」を読んでいたときのメモ。この万年筆の絵や,分水嶺の絵は気に入っている。3枚目は著作権に関するまとめ。4枚目は講演のメモということで大急ぎでざざっと描いたもの。なんかプレゼンでよく見るやつ。5枚目は手帳のアプリを作ろうと思ったときに,その機能をメモしたもの。6枚目は色鉛筆を使っている。この「ずびしー」という感じの指はNew's Networkひとコマを見て真似したものだったりする。

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2012.02.06 (Mon)

お伊勢参り

・CE113に先立って,有志で内宮さんにお参りしてきた。ガイドは大阪電通大の中野氏。私もガイドするはずだったのだけど,全然知識が追いつかない。ひと通りまわったあとは,おはらい町を散歩して伊勢うどんをいただいた。

・そういえば実は集合前に神代餅とお茶をいただいていて,そこに貼ってあった伊勢言葉を懐かしく思ったのだった。「ぬくたい」「ひやかい」「かんぴんたん」「ごうわく」「おおきんな」「おいない」「だんない」「みじゃく」「しゅむ」「とごる」「かいだるい」「あめる」このあたりになると,地元じゃない人はわからないものが多いだろうなあ。伊勢出身のかみさんでさえ「あめる」を知らなかったし。

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だきわ wrote at 2012-02-07 10:25:

わかりません。ドイツ語の方がわかりやすいかもしれぬ。
恐るべし、伊勢伊勢伊勢。

じょに wrote at 2012-02-07 10:29:

「あめる」は言いますね.
それより「だんない」って伊勢で言いますかね.

「ごうわく」は「業を煮やす」から「業が沸く」んですよね,たぶん.
「布団を着る」(かける)とか「風呂を焚く」(沸かす)も伊勢の方言かな.

じょに wrote at 2012-02-07 10:30:

伊勢は普通に二重敬語を使いますね.
「おいでなさる」とかね.

それから,夕刻のことを「よさり」といいますね.
玉城方面の言葉かもしれません.

tkamada wrote at 2012-02-08 15:58:

湯(ゆう)は沸かすもの、風呂は焚くもの、というのが伝統的な日本語だと思います。

(使用例)
・湯沸かし器
・風呂焚き

へそが茶を沸かすってのもありましたっけw

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CE113

・4,5日は情報処理学会コンピュータと教育研究会の第113回研究発表会(CE113)に参加してきた。会場は三重大学。

・資料はPDF配布なので,中華PADで読むことにした。思ってたよりやりやすい。私の発表の2つ前に,保井氏(静岡大学大学院)の「ブロックエディタ方式によるプログラミング構造化教育支援システム」という発表があって,かなり意識した。というのは,やろうとしていることや,生徒・学生の反応についての考察に,似通ったところがいくらかあるからだ。Scratchみたいにタイルをはめ込む形でプログラムを作り,それがJavaのソースコードになる(逆にJavaのソースをタイル化することも可)というもの。質疑のところで何人もが「これ(BlockEditor)ください」と言う。私だって欲しい。もう卒業されるということらしいが,これは何らかの形で継続してほしいな。後輩に委ねるとか,パブリックドメインにしちゃうとかで。

・で,私の発表。「PenFlowchartの開発」というタイトルだが,そもそもタイトルの付け方が間違っている気がする。PenFlowchartなんて書いてもわからんやん。abstruct見れば少しはわかるけどさ…。

発表は最初から最後まで緊張しまくり。だってPENプロジェクトの松浦先生も西田先生も会場にいるし,PenFlowchartのAndroid版を作ってる学生さんもいる(彼女の作ったものを懇親会のときに見せてもらったが,私が思いつかなかったアイディアでうまく問題を解決してるところがあって感心した)。さらにBlockEditorの発表者もいれば,彼を指導した静岡大学の松澤氏もいる(懇親会のときに,この手のことがスムースにできるような中間言語とか作れないかなという話をした)。

話してる20分間,なんかずっと頭が空回りしてた気がする…ここ何日か脳内リハーサルやりまくってなかったら途中で破綻したかもしれない。質疑でいろいろアイディアをいただいた。特に, 生徒がPENでインデントやブロック構造を壊してしまうということについて「生徒はおそらく,その部分を削った方が自然な日本語になるからそうしてるのではないか」という指摘は私がまったく思い至らなかった部分。質疑が盛り上がって座長がコメントする時間がなかったので,終わってから立田先生に批評をいただいた。やっぱり今回は生徒の反応を調査することについて,うまくできなかったという反省がある。学期の途中でいきなり導入したものだから(そもそも作ったのもSSSの会場でいきなり思いついたということなのだし)計画とか全然なくて,指導についても調査についてもグダグタだったし。来年度はこのあたりをもうちょっとうまくできないかな。

発表の資料はこちらで公開しておく。

・他の発表のいくつかに共通して思ったこと。たとえばBebrasでもそうなんだけど,あれを生徒はComputer Scienceだと思ってくれるだろうか。もちろんそれを意識するのは子供たちでなく我々の役割なのだし,意識せずに能力を高めることができればむしろ喜ばしいことかもしれない。ただ,私はここで期待する能力が,コンピュータにしか関わらないことだとも思えない。他の教科でもその能力を利用したり高めたりできる場面を作ってほしいんだがなあ。

コメント(5)

じょに wrote at 2012-02-07 10:22:

井戸坂発表で「読解力」というのがあったように,CSに限った話ではないし,そもそも日本の初中等教育における「情報」は,実態として「総合的な学習」だし…

だきわ wrote at 2012-02-07 10:29:

うーん、行きたかったなあ。
はい、確かにうちの「情報」は、確実に国語か総合でやってくれるといい内容です。

じょに wrote at 2012-02-07 17:07:

で,今春から始まる新学習指導要領の中学校社会と高校公民で「情報モラル」をどう扱うのかということについてCE114で発表したいと思っています.
(が,まだ1文字も書いていないという罠…)

だきわ wrote at 2012-02-08 09:42:

高校公民は来春です。数学と理科だけ高校は先行実施です。>じょに
中高国語科の話も調べてみたいなあ。

わたやん wrote at 2012-02-14 09:27:

何度もこの話でしつこくて申し訳ないのですが,「勉強科」という考えがあってほしいと思うのです。その土台を抜きに従来教科を積み上げてもしょうがないだろうみたいな。

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