数学文章作法
話題の『数学文章作法』(結城浩著)を読む。なるほど,わかりやすい。さらさらと読めるのは,この本に書かれている内容のいい見本がこの本になっているということなのだろう。
この本は,文章(特に数式混じりの)を書く人などを対象にしているということだが,第4章,第5章は生徒にも読んでほしい部分だ。もちろん教える側の人が生徒に伝えることは大切なのだけど,この本で語られることを話のメインに据えて,そのための時間を取って生徒に話すことは,日常の授業時間では難しいように思われる。第4章に書かれていることは,解答を書くときにとても大切なことだ。そして,第5章は解答を考える方法のヒントになっている。
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