万能薬
さまざまなアレルギー反応を抑えこめる蛋白質を筑波大で発見したという ニュース を見た。 アレルギーや花粉症の薬というとそれぞれの症状に特化したものが すぐれているみたいなイメージを持っていたのだけど, この研究が進めばアレルギー全般に効果のあるものができるのかな。
で,ふと教室で行なわれている授業に思いを移行する。 我々が与えているもの,生徒が求めているものが, 個別の症状に特化したものをあれやこれや数多く,ということになってはいないだろうか。 ほりさんが 「目に見えない構造」 という記事で指摘している「野村方式」もそういうことだと思う。 まるでフォームも定まらない選手にホームランの打ち方を教えるようなやり方, それは対症療法の寄せ集めにしかならない。 なんだか基礎体力とか基礎練習とか,そういうのがないがしろにされてる気がするなあ。 能力を高めることの基盤って,教科の枠とか関係なしにあるものだと思うのだけど。