不定期戯言2

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2011/05/15(Sun)

つまみぐい勉強法

辰己先生がおもしろいと言ってた 「統計学を拓いた異才たち」(デイヴィッド・サルツブルグ著,日経ビジネス人文庫) が届いたが,かなり分厚いので後回しにして,同時に届いた 「IT業界を楽しく生き抜くための『つまみぐい勉強法』」(奥乃美・渋川よしき著, 技術評論社)を読んだ。 そう言われてみると自分の勉強の仕方ってこの「つまみぐい」だなあ, というか,何年もかかってようやく「つまみぐい」に行き着いたと言っていいのかも知れない。 この本はIT業界に入ってまだ年の浅い人をターゲットにしているということだけど, 自分ももっと早くこの考えに行き着いていればよかったかな,と思う。

実際のところ,突飛なことは何も書いてない。 普通に仕事してれば本読んで勉強するし,ネットで調べたり人と話しあったりもするし, 勉強会にも出かける…と思ってたのだけど,実は世の中そんな風ばかりでもないらしい。 特に勉強会なんかに出かけるのは,最初の一回目のハードルが高いのかもしれないな。 私は早い時期からほいほい行っちゃってたけど…まあうちの場合, かみさんが理解してくれているのでだいぶ助かっているわけだが。

ハンドルを変える人について少し触れられていたが,まったく同感。 mixiにもときどきいるのだが,ハンドルをころころ変える人は何を考えてるんだろう。 他人との関係にそこまで無神経でいられるというのは,人としてどうなんだと思ってしまう。 もちろんネットでハンドルを使うことは何ら悪いことではない。 私だって本名よりもハンドルの方が通りがいいくらいだ。 ただ,ハンドルを介在して人とつきあっていくなら,そのハンドルを断らずに変えるというのは, つきあいのある人に対して不誠実なことのように思えてしまう。

GTDの話も出てきたが,そういえばやってないな。 何年か前に話題になったときに方法をおおまかに調べたりはしたのだけど, 書き上げて分類してからの処理を具体的にどのツールでやるかというところで 棚上げにしていたんだっけ。

『Debug Hacks』の話が何回か出てきて気になっているので, どんなものなのか一度ざっと見てみたいな。 開発中のテストについても最近考えが変わりつつあるので, それをフォローする意味でも。

この記事にリンクを作るついでに 「中国嫁日記」 (井上純弌著)も予約してしまった。