不定期戯言2

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検索条件:2011年10月22日 

2011/10/22(Sat)

行動の最適化

東大駒場から立教大池袋まで行く経路は, 辰己先生にもらったメモ通りに行けばまったく無駄がなかった。 「中央改札1か2を出て西口に向かい,メトロの改札を目指して, でもメトロに乗らずにそこからC3(C2だった?)の出口を…」という細かいレベル。 また,池袋から東京に戻る方法を聞いたらみんな「丸ノ内線でまっすぐでしょ」と, そんなの考えるまでもないじゃんみたいな風に言う。 東京で生活してる人って,行動の最適化レベルが高いと思う。 私は名古屋のいつも使ってる駅でさえ,辰己メモみたいな細かい指示ができない… というのは私の性格やいろんなことがあるんだとおもうけど, でもそういうのができるのとできないのとでは, 東京での生活はずいぶん違ってくるような気がする。 いや,引っ越すつもりは毛頭ないけど。

だってたとえば職場が地下鉄の駅を出てすぐのところにあるんだけど, 何番出口だったかそらで言えないもん。

高校数学・新課程を考える会

TeXユーザの集いを中座して,立教大学池袋キャンパスへ。

統計教育の理想はたしかに充実したものがあるのだが, 実際にできてきた教科書を見ると計算ばかりに見えなくもない, このギャップは何…という話が出た。 しかし現実の話として,統計を利用して考えるレベルの話まで教科書に載せたら 現場で対応できるだろうか,「今はまずここまで」ということで, 高校で新しく扱われるようなことが常識になる(あるいはもっと低学年に移る)のを期待して, 次の指導要領改訂を見据えた話もしなくちゃいけない…なんて流れになったのだが, これって教科「情報」でいつも言ってることと同じじゃん。

TeXユーザの集い

招待講演「電子書籍とWebとXMLの組版技術」(村上真雄氏)。 今となってはW3Cの偉い人だけど,そのスタートはやはりXTRにあったのだな。 私が印刷のプログラムをずっと書いてるのもそれに近い気がする (もちろんレベルははるかに違うのだけど)。 XMLとCSSによる組版というのは,すごく自然な考えだと思う。 TeXはTeXでいいとして,こちらにも興味をひかれる。

LuaTeX-ja の開発」(北川弘典氏)。 これを実装していることもすごいけど,

と言われて「そうなるならそれもまたよし」と言ってしまえるのがまたすごい。

「TeX Live 2011 and some possible extensions」(Norbert Preining氏)。 英語なのでよくわからなかったが…私みたいなライトユーザに関係あるかなあ。 開発する人にとってはずいぶん楽になる話。

「非TeXユーザのTeXをめざして−TeX総合支援ツールとしてのKeTpicの利用」(北原清志氏)。 KeTpicの新しいのがでたのか。 もっとしっかり試して,emathと比べてどうだというくらいのことを職場でいえるようにしたいな。

LTとか奥村先生の講演とかいろいろ心残りはあるのだけど,ここで中座。