プログラムを作らせる授業を終えて
2学期はずっとプログラムを作らせる授業ばかりやってきて, 当然期末テストもそういう問題だった。 テスト返しのときにこういう話をした:
3ヶ月間ずっと授業ではプログラムを作る実習をやってきた。 やってみたら,こういうのが性に合ってるという人もいただろうし,合わなかった人もいただろう。 それは必ずしも能力の有無ということではない。 やってみた感触を元に,今後のコンピュータとの付き合い方を考えてくれればいい。
たとえば私がiPhoneじゃなくてAndroidのケータイを使っているのは, プログラム作成環境がすぐに手に入るからだ。 でもそれは私の選択基準であって,他の人は他の選択基準を持つだろう。 実際に展示機をさわってみると確かにiPhoneはよくできているという実感もあるので, そういったことを基準にiPhoneを選ぶ人も当然いる。 自分のやりたいことを,プログラムを作ることで実現してもいいし, 誰かの作ったプログラムをうまく使うことで実現してもいいのだ。 どちらが上とか下ということではない。 大事なのは自分には何ができるかということであって, そのためには自分に合った方法が何であるかを知ってないといけない。 だから,プログラミングを体験として君たちにやってもらった。 そういえば私が今までに持ったコンピュータ的なもので, 自分でプログラム作れなかったものってPHS・ガラケーとワープロ専用機とザウルスくらいか。 中3のときに買ったプログラム電卓ではいくつもプログラム作ったし, 就職2年めにパソコン買ったらすぐに開発環境も揃えてたもんな。