アスペルガーの館
「アスペルガーの館」(村上由美著)を読んだわけだが… なんだか思い当たる節がありすぎる。 複数のことが同時にできなかったり, 言葉の含みを理解できなかったり… といってもその程度は(この本で描かれている話に比べて)軽いものであるし, 一種の演算めいた表面的な対応を訓練によって身につけてきたところもある。 言葉を言葉通りに解釈しすぎるという面は, 数学やプログラミングには好都合だった気もするな。
自分にはたぶん何らかの不具合があるのだろうとは思う。 だからといって何もかもが台無しになるのではなく, それも含めた自分というものとのつきあい方があるのだろう。