証明を覚えるか
数学で「定理の証明を覚えた方がいいか」というのがときどき話題になる。 私の考えでは,覚える必要はないけど,わかる必要はあると思う。 というよりも,正しいかどうかを自分で確認してないのって気持ち悪いと思うんだが。 もちろん「誰かが正しいと言ったから」を理由に使わなくちゃいけないものはたくさんある。 統計の基本的な検定でさえきちんと自分の手で検証したわけではないし, プログラム作ってるときにそのライブラリの中身を全部わかってるなんてことはありえないし。 でも自分で確かめられることを確かめるのは,何かをやるにあたってプラスに働くことが多い。 OSSだと「いざとなればソース見ればいい」ってことが安心感につながるし, 現時点で使えない機能についても実装する気があるのかないのかも判断できることがある。