教員の残業時間
教員の「残業」が月95時間とかいうニュースが話題になっている。 もちろん残業代が出るわけではない。 例の調整給4%というやつで支払われているという建前だ。 だからといって,残業代を時間で計算するというのもおかしい。 もし時間に応じた額を支払うということになれば, 必要なことだけをやってさっさと切り上げなくてはいけないのだが, そういう仕事の仕方では回っていかないようにシステムができてしまっているのだ。 もちろん仕事の生産性をあげることは大切で, ちきりんさんのブログに 「生産性の概念の欠如がたぶんもっとも深刻」 という記事があるように, 生産性をあげることでしか改善されないものはある。 しかしなぁ…日本の学校って, なんというか「体温」みたいなものを大事にして成り立ってきたシステムだから, それを変えるのは簡単なことではないんだよなぁ。 黒船が来れば話は別なんだろうけど。
新しいことをするというのはすべて言い出しっぺが身を切って状況を整えることだ。 職場の若い同僚と話していて,そう言わざるをえなかった。