東ロボくん
NHKのニュースで,東ロボくんを取り上げていた。 人工知能に入試問題を解かせてみるというもので, 一部の教科では平均点を超える成績が出せたとのこと。 このことは教育に関わる者として,脅威と感じるべきことだ。
コンピュータの下働きを人間が行なう構図はもはやSFではなく, 既に現実化していることは新井紀子氏の著作でも述べられている。 その仕事に多くの賃金が支払われることはないだろう。 初等中等教育を行なう学校の目的が入試対策であるとするなら (と,精一杯の嫌味をこめて書いてみる), それはコンピュータの手下となる人材を育てることにほかならない。 日本の最近の教育が安価な労働者の育成であったということは ここに書いたか書かなかったか思い出せないけど, その方向性は強く固定されることになるのだろう。
この連休が明けたら4週間休みなしなので,ちょっと酔ってる。