授業見学
昨日は某定時制高校での情報の授業を見学させていただいた。 生徒は10人くらいで,よく集中して話を聞き,課題に取り組んでいた。
板書の仕方が違うことに気がついた。 たとえば「圧縮」「伸長」という言葉がでてきたとき, 私だったら重要な単語だからということで 意識することなく 板書してしまうのだが,彼はそうしない。 丁寧な説明を続けながら,具体的なワークに進み,そこで初めてチョークを取る。 それを見て,自分の教え方がテストを前提にしたものになってしまっていることに気付かされた。 重要なキーワードを強調することは,逆にその意味を一問一答程度のものに押し込めることにつながる。 大事なことはそれがあることで何ができるかということなのに。 そんなことを考えさせられた。 もちろん生徒が今まで過ごしてきた環境の違いへの対応とかそんなことでもあるのだけど, 逆にいえばそういう配慮を忘れてきたことを思い出させるものであったということだ。