不定期戯言2

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検索条件:2014年2月4日 

2014/02/04(Tue)

入試業務

今日は高校の一般入試。そんなわけで7:30に出勤して, 全部終わったのが23:00。 頭脳的にもずいぶん疲れたのだけど, つくづく実感したのは, 自分が責任者でない仕事は楽だということだ。 もちろん自分の作業については,自分が責任を負っている。 でも責任者の指示通りにやればいい仕事というのは, 頭の中のアイドルループをしなくていいというか, やることについてだけ頭を使えばいいというか, そういう気楽さがある。

普段の自分の仕事が誰からも評価を受けることがないもので, 自分が責任者になってマネジメントしなくてはいけないものばかりという現状がある。 そのことで疲弊しているのだな, ということに気がついた。 自分で判断した向きに穴を掘り進めている。 誰かが「ここを掘りなさい」と言ってくれれば, やることは肉体労働だけで済むのだが, どこを掘るかを考えることも自分の仕事であって, その判断をするということについては誰も評価する者がいない。 自分で自分を評価するしかないのだ。 そんなことをふと思った。

話の対象を変えてみる。 情報という教科の教員は,少なからずそういう面を持っているのではないか。 たとえば数学の教員は,他人からの評価を受け続けている。 そのことが重圧であることは間違いないのだが, どの方向に向かえば評価が得られるという「光」がそこにはある。 しかし情報科にはそれがない。 エクセルやワード,パワーポイントが評価されるのは, それしか知らない人たちはそれ以外の評価基準を持たないからだ。 プログラミングによってもっと自由になれることを知らない人は, 出来合いのソフトウェアで操作ができることでよしとしてしまう。