Hello WorldとMakefileの間
TypeScript勉強会の最後の討論で少し発言した話を整理してみる。
大抵の言語を勉強するとき, とりあえずはHello Worldから始めることになる。 しかし,一つのプロダクトを作ろうとした場合には, 複数のソースファイルに整理したりとか, いろんな設定を整えたりとかいった作業が必要になる。 たとえばC言語ならMakefileを書かなくちゃ,みたいな。 そのHello WorldとMakefileの間のギャップをどうやって越えるのがいいんだろう。
私はわりとガリガリ書くことが苦にならないので, Hello Worldにどんどん毛をはやして一つのプロダクトに仕上げていくことがある。 実際PenFlowchartやWaPENなんかはそれに近い作り方をしてきた。 そう言うやり方だと,実はみんなうまいやり方で楽をしてるのに, それを知らずに手癖で面倒なことをやっている場面がいくらかあるような気がしてしまう。 C#なんかだとVisual Studioに任せてしまうので, 最初から適当な雛形の上で作業するのだけど, その違いは一体何なんだろう…そのギャップをどうやって越えるのがいいんだろう。
一応はネットでいろいろ検索してみるわけだが, 「正統な方法」があるならそれを最初に試したい。 もちろんいろんな流派があるのはわかっているが, だったらそれぞれの方法で,なぜそれが正統だと考えるのかを知りたい。
高校の授業でやるのはHello Worldに毛が生えた程度のものになるのだけど, だからといってその先を知らなくていいということにはならないと思うのだ。