共通テスト
25年度の共通テストを6教科8科目にすることについて国大協から正式にアナウンスが出たらしい。 このことについては予備校方面などから異議をつぶやいている人もいるようだが, 今頃何を言っているのかというのが正直な感想。 20年近く前からある教科で,入試への導入についても10年近く前から提言等があって今に至っているのだから, それを拙速というのは自分のアンテナの低さを喧伝しているに過ぎない。 いったい何年準備すれば拙速でなくなるというのか。
だからといって,自分たちが準備万端というわけではない。 準備不足はもちろんあるし,重圧も感じる。 しかし学校は生徒が社会人として社会を作っていくためにあるものであって, 良い「受験生」を望んでいるものではない。 ましてや教員の都合がそれに優先するものではないだろう。 情報処理学会第76回全国大会(2014年3月)のイベント企画「大学入試における『情報』入試のあり方と可能性」で 主張したこと (特に25ページ目)がまさに自分に返ってきているわけだが, 私は本来あるべき形が近づいていると考えている。 身震いしながら。