キーボードリテラシー
情報処理学会全国大会の発表に触発されて考えたこと。 キーボード入力が思考の妨げにならないように, キータイプの練習をするということはわりと一般的なのだが, 大抵は「文字」を打つ練習だ。 もちろんそれが大切であることは疑いもない。 しかし,文字が打てればキーボードが使いこなせているかと言うと, それだけでは不足だと考えている。
生徒を情報教室で見ていて思うのはたとえば
記号が打てないので変換して出力する 1文字移動するのにマウスを使う Home,End,Tabのイメージがわからない といったことだ。 ましてやEscやCtrlのイメージはもっとわからないだろう。
わからないのだったら教えればいいということかもしれないが, 果たしてどうやって教えればいいんだろう。 自分だって教わっていないし, いろいろなキーの役割を体系立てて整理した覚えもない。 ただ必要に迫られて使っていたらそれなりに使うようになっていただけだ。 それをどうやって教えればいいんだろう。
どこかエクセル方眼紙とかに通じる問題でもあるような気もする。