不定期戯言2

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2007/02/20(Tue)

日本語はなぜ美しいのか

「早期英語教育は危険!!」と書かれたオビに目をひかれて「日本語はなぜ美しいのか」(黒川伊保子著,集英社,

)を読んでいる。なるほど,この人が「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」の著者だったのだな。語感というか,音のイメージをすごく大事にしている。そのあたりの感性をオープンにして読まないと,おもしろさが半減してしまう。

面白いのはこないだ読んだ 「14歳の子を持つ親たちへ」 も別のアプローチで,母語の形成がうまくなされないことの危機について言及していたことだ。

2007/02/19(Mon)

子どもたちのインターネット事件(KIDS版)

7月に書籍として発行された 「子どもたちのインターネット事件」 から,事例を12個にしぼって小学生高学年向けに書き直した KIDS版 がネットで公開されたとのこと。私が担当した事例は一つ。自分なりにはかなり気を遣って子ども向けにしたつもり。

2007/02/18(Sun)

14歳の子を持つ親たちへ

その待ち時間とかを利用して「14歳の子を持つ親たちへ」(内田樹・名越康文著,新潮社,

)を読んでいた。最近読んでいたいろんな本とつながるのが不思議…って,選んでるのが同じ人間だからしょうがないか。フロイトが「トラウマというものは実在しないのだけど,そういう話を作っておくことは治療法としては有効だから,上手に嘘をつくといい」と言ってたのは知らなかったとか,「somethingについてeverythingを知っていると同時に,everythingについてsomethingを知っているということが教養である」という定義は面白い(知らないことに出会ったときに推測を巡らす楽しさを知らないのは不幸だと思う)とか,「システムの成り立ちを知るには,それが破綻したところをちらっと見ないとダメだ」というのはすごく心あたりがあるとか,いろいろ面白かった部分はあるのだが,そればかりを書くと本の引き写しになってしまって面白くないのでこの辺にしておく。

と言いつつ,もう一つ頭に残ったことを自分の考えも交えて整理してみる: 言語による表現には訓練が必要だ。だから情緒や身体のメッセージを表現しようとしても,言語能力が追い付いてこないことはよくある。そんな状態で無理に言葉を要求されたら,どこかからストックフレーズを拾ってくるしかない。しかしそれに頼ってばかりいると,「表現できないものは最初からなかったことにする」というフィルタリングが身についてしまう。そんな風にして感度が鈍ってしまうことを是とすることに恐怖を感じる。解ける問題だけを選んで解くことにどれだけの意味があるのか。

授業改革フェスティバル

2007/02/17(Sat)

「自分」と「会社」の関係は?

東大の中原先生の ブログ

「自分」と「会社」の関係を「○」などの図形を使って、描いてみるとどうなりますか? というエクササイズが紹介されていたのでやってみた。えーと,距離を置きすぎてますかね,私。どちらかがどちらかに属するという感覚はないんです。たぶん同じことを,自分と社会,自分と国との間にも感じてるような気がします。\ 私と職場の関係

システム手帳の極意

名古屋駅まで出たついでに東急ハンズで文具を物色。普段使ってる情報カードは8mm罫のものなのだが,6mmのものを試してみようかと思って購入。システム手帳の売り場を覗くと…ミニ5穴関係の品揃えの碓さにいつもがっかりさせられる。13mm径のリング使ってるやつで胸ポケットに入るやつがあれば高くても買うんだが…。

「システム手帳の極意」(館神龍彦著,技術評論社,

2007/02/16(Fri)

ISBN-13

上に書いたISBNもそうなのだけど,年があけて13桁のISBN番号の本がいくつか出てきた。この日記のスクリプトではISBNをamazonへのリンクにしているんだけど,チェックディジットを計算しなおさないとだめっぽい感じ。これは時間があるときにやり直そう…。(というか,ちゃんとamazonのサービスを使うべきだという気もする)

大好き!

フライング発売のような気がするが,「大好き!」(水沢めぐみ著,集英社,

)が出てたので購入。相変わらずこっぱずかしいお話で…休み休みしながら読む。展開はいつものパターンと言ってしまえばそれまでなのだけど。

一緒に買ってきた本のことは読んでから書くつもりなのだけど,裏表紙に内田樹氏の顔写真が…あのー,すごく普通の人に見えるんですが。「子どもはわかってくれない」の表紙の顔をイメージしてたのでちょっとびっくり。

2007/02/13(Tue)

ウェブ人間論

ちょっと前から「『狂い』のすすめ」(ひろさちや著,集英社,

)を読んでいたのだが,どうにも老人の屁理屈や愚痴が見苦しく思えて読んでられない。無理して読んでも意味がないので捨て。

そんなわけで口直しに「ウェブ人間論」(梅田望夫・平野啓一郎著,新潮社,

)を読んでいた。「ネットで生きる」ということ,ブログの双方向度(たとえば私のこのサイトは発言にコメントがつけられるようになっていないなどの点で,平野氏の言う「独り語り型」だ),リアルとの関係,(スターウォーズで言うところの)ダークサイド…これはカード片手に読み返して,自分の中のネタにしなくちゃもったいないと感じた。

へろへろ

なんか疲れている。仕事中は気づかなかったけど,夕飯の後で横になってみるとすごくほっとする。