不定期戯言2

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2006/11/08(Wed)

授業崩壊に対する小学生の意見

まほぱぱさんの「魔法使いな日々」より。あのー, ゆうちゃん って何年生でしたっけ。まあ年齢はともかくとして,このセリフを言えるのはすごいと思う。

13歳からの論理ノート

本屋で2回手にとった…ということはよっぽど気になってるんだな,ということで購入。「13歳からの論理ノート」(小野田博一著,PHPエディターズ・グループ,

)。前半はいい。「論理的」というのがどういうことなのか,一見論理的に見えるごまかしにどうだまされるのか,いい感じで説明している。後半で少し印象操作に言及しているのが気になるが,それを除けば子供に読ませたいいい本だと思う。

2006/11/06(Mon)

ケータイ文化圏とネット文化圏

チャットで教えてもらったブログなのだが,後でじっくり読むために覚書。 「ケータイ文化圏とネット文化圏」「ケータイ族の特性を生かしたケータイサイトの作り方」

岡潔先生

文庫で「春宵十話」(岡潔著,光文社文庫,

)が出ていたので,時間を探してぼつぼつ読んでいる。あと20ページほど残っているのだが,読んでいて気持ちがいい。前に「情緒と創造」(岡潔著,講談社,

)を読んだときにわからなかった情緒というものが少しだけ腹に落ちた気がする。最近,学校の未履修問題絡みで教育や子供について考えることが多かったのだが,この本に書かれている精神の落ち着きも見直さないといけないような気がしてきた。たとえば「好きな芸術家」という文章の中で漱石の

自分の小説は少なくとも諸君の家庭に悪趣味を持ちこむことだけはしない というセリフを引いているのだが,そう言われて自分の生活を見回してみると,なんと雑音の多いことか。

2006/11/05(Sun)

むしくなる

私の実家のあたり(三重県伊勢市の近く)では,糸などがもつれてこんがらがった状態になることを「むしくなる」というのだが,伊勢市出身の妻にそれをいうと怪訝な顔をする。googleで検索しても 1件 しか出てこなかった。むぅ。

高校教育の信用失墜

今朝,朝日新聞を見たら 「新科目『情報』,受験対策にすり替え」 という記事が出ていた。さっそくいくつかのブログやmixiの日記で取り上げられていた。しかし記事を読んでみると,

新潟県教委は「情報で数学など他の教科・科目との連携を大幅に取り入れていた学校が20校あった」と発表したものの、「『未履修』とは異なる」との考えを示した。 なんて話もあるらしい。これでは来年からでも情報の授業をきちんとやろうという話にならないじゃないか。このままでは 辰己先生が指摘 しているように,高校そのものの信用がなくなってしまう。そうなってしまえば高校は大学への単なる通過点であり,高校のなすべき中等教育は何の理念もなくただ大学入試に従属するものになる。

10/26に書いた文章Boise on mind で取り上げられていた(自分のサイトにトラックバック機能がないのがつらい)。boisewebさんは大学で教鞭をとっておられる方だと思うのだが,やはり抱えている問題は共通しているということだろうか。ショートカット症候群の根は深い。

2006/11/01(Wed)

ジョーシン06を終えて

自分の中に残っている疑問とかいろいろ列挙してみる。

現行カリキュラムや現職教員等講習会は「ある意味」失敗が含まれていたと総括した方が次の動きに移りやすいのではないだろうか。あの時期に講習会によって免許を乱発する必要があったのは事実だが,その結果十分な力のない教員が行なった授業が「情報」という教科を誤解させることにもつながったのではないか。また,教科としての完成度が低い(内容を情報A〜Cに「分類」するところでかなりの無理が生じている)ために,意欲的な教員はそれぞれ独自内容に走ってしまい,その結果学校ごとに内容がばらばらになってしまっている現状もある。 情報はパソコンの授業でもなければOfficeソフトの講習会でもない。しかし正しいOfficeソフトの使いかたを教わる所はいったいどこにあるんだろうか。ワープロでスタイルも使わず,行頭スペースと改行で整形するようなことを技術だと勘違いさせないために,最初に触れる段階で正しい教育が必要だと思うのだが。 他教科の教員があいかわらず「パソコンの授業」と勘違いしているのを正すにはどうしたらいいのか。 情報の授業がうまくいけば自学自習力につながるという発言があった。それはそれで正しいのかもしれないが,生徒は従前の方法以外の勉強方法を知らない。高校3年間90単位のうち情報の授業は2単位,たった2%で工夫をこらしても,残りの98%は旧態然とした授業が続けられる。 未履修問題について,情報がひどい現状にあることはみんな知っている。CIECの資料で「情報を履修していない」が24%もあったのを見て驚いた人はいただろうか。しかし教員サイドからは告発できない事情がある(自校にせよ他校にせよ)。一方,教委や都道府県の調査は学校側の自己申告に頼るもので,まったく実効性に欠ける。外圧に期待するよりない。 情報の未履修については,指導要録附則の読みかえが適用できるという誤解も少なくない。 教科「情報」が始まる頃は各所で研究会が活発だったが,今ではすっかり静かになってしまった感がある。それぞれの学校で授業内容が安定してきたことも一因だとは思うが,発展を望むにはやはり外の声を聞く必要があると思う。学内では情報について考える仲間は少ないのだから,何も変化しないまま「お山の大将」でいられてしまう。とはいえ外に出られないのは個人の意欲の問題ばかりではなく,学校側が出張に出ることを渋ったり,あるいは他教科との兼任だと情報ばかりに時間を割けないという事情もある。 教科「情報」は新しいものを学校にもたらすことができるはずだ。だからこそ我々は目障りな存在であり続けなくてはいけない。

X Window練習帳

「X Windowなんて言い方は…」と私につっこまないでいただきたい。買ってきた「X Window練習帳」(大村正道著,工学社,

)がそういうタイトルなんだから。なぜ今さらXlibなんだ(実際この本も2002年に刊行された「X Windowで遊ぶ本」に加筆・修正したものらしい)というと…そりゃあれですよ,あのシリーズのX版を作りたいからですよ。

すくらっぷ・ブック

てなわけで昨日「すくらっぷ・ブック」を一気に読んでから寝たのだが,ふと懐かしい歌がいくつも思い出されて泣けそうになった。そういえばこのマンガと同じ中2のときからギターを始めたんだった。

どうでもいいが,「はじめたん」を変換すると「一たん」とか「創たん」が候補に出てきて「始めたん」が出てこないのはどうしたことだ>anthy。「たん」は優先的に敬称(?)と扱われるようになっているんだろうか。 # そんなとこで区切って変換するやつが悪い。\

2006/10/31(Tue)

小山田いく

昨日の手術後の経過をお医者さんに見てもらった後で本屋に寄ったら,小山田いくの「すくらっぷ・ブック」があったのでつい買ってしまった。2300円が3冊か…「きまぐれ乗車券」も買ったからなあ。自分が晴ボンたちと同い年ということもあってリアルタイムで読んでいた思い入れの強い作品なのだが,あらためて読んでみると自分の芸風に影響与えてたんだなあと感心する。12月に出る最終巻が楽しみだ。