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ノート:


 開発言語としてJavaを選択したのは,前述したようにLinuxでもWindowsでも利用できることが一番大きい理由だ。
 また,Javaはオブジェクト指向を採り入れた言語だから,継承や多態を用いて差分のみのプログラミングで異なったものを実現できるのも大きいメリットだ。たとえば二次曲線を拡大・縮小して表示するプログラムのUMLモドキを図にしてみたが,各二次曲線を表すクラスEllipse, Parabola, Hyperbola はすべてCurveという抽象クラスから継承されたものになっている。右上のExpansionReductionクラスはそれらをCurveと解釈してy1などの抽象メソッドを呼び出しさえすれば,実際にはEllipseなどで定義されたy1が呼ばれて描画されるのだ。また,次に示すように,プログラム自体もよく似たものが多いので,それらは同様に共通の親クラスから派生して作られている。
 何しろJavaをまともに使うのはこれが初めて(仕事でメインで使っている言語はC++とperl)なので,勉強しながらプログラムを書いていく状態である。そんな危っかしい自転車操業なので開発は効率的に再利用を考えつつやらないと追いつかないのだった。