読書はアウトプットが99%
昔は「何かのために」本を読むという行為が好きではなかった。自分が読みたいから読むのであって,具体的な用途のためというのは何か不純な気がしていた。一方,アウトプットのない知的活動は自己満足だとも思っていた。もちろん自己満足は尊いものである。
今回読んだ『読書はアウトプットが99%』(藤井孝一著)以外にも読書に関する本は何冊か読んだ。それでもこの本を読むことで,いろいろ気楽になった。人のためにアウトプットしなくていいのだし,読書メモもやりやすいようにやればいいのだ。まあ,結局のところ,今まで通りに本を読んでいくのだけどね。ずっと自分流でやってきたし(その「自分流」はいろんな人や本の影響を受けてるのだけど)。そんな風に「自由でいいよ」ということを言ってくれているのがありがたい。
アウトプットすることが他人のためになるだけでなく,自分自身の理解を深めることにもなることは何度も実感している。メモ程度のアウトプットでもそうだし,文章にするとまた別のものが見えてくる。
コメントの受付は終了しました。