無礼なセールス電話
職場にかかって来た,無礼なセールス電話は,グリップと名乗ってたから ここ か? どうせまっとうな商売してないんだろう。
最近なぜか左肩が痛い。 こないだNHKの「チョイス@病気になったとき」で 五十肩の特集をやってたあとくらいから痛い。 でも激痛だとか,動かしづらいとか,そういうことではない。 ないのだが…不安ではある。
先日『創造性の科学』(市川亀久彌)を読み返していて,おもしろい記述を見かけたので, 忘れないように書いておく。 1970年の本なので「今日」とはその当時のことなのだが, そんなに状況は変わってはいないだろう。
今日,各種の漫画が流行してきているのは,最近の若者達が, テレビの強い影響で視覚的人間になっていったためだという人がいる。 しかし,私はこの考え方だけを支持することができない。
端的にいうと,従来の教育体系や,学問体系における主張が,必要以上に, 言語表現に頼りきってきたために,内容の高い,しっかりした情報というものは, いつの間にか文章の形態(論文)によらなければならないというような, 誤った考え方が主流をなしてきたことによるものと思う。(略) この文章はこのあと,図型情報に適した情報もあるという話に続くのだが (この本自体,冒頭から50ページに渡る図版が続く)それはそれとして。 我々が誰かに情報を提供しようとするときに, 体裁の整った文書の形にしなくてはいけないという縛りをかけてしまってはいないだろうか。 確かに「書類」はフォーマットを整える必要があるだろう。 でも我々が持ってなくちゃいけない情報は書類になるものばかりじゃない。 完全に文書になりきらなかったり,感想の域を出なかったり, それでも残すべき「感触」というものは確かにあるのだ。 体裁を整えられないために, それらが「たまたま話をしたときに居合わせた人の記憶」にしかとどまらないことはとてももったいない。
今やってる授業の話とも関連するのだった。
昨日New’s NetworkからKindle本が出たことを書いた。 自分の書いたものが他の出版物と同じように世に出るというのは, 興奮することだ。私も以前に共著で書かせてもらったときには, 本屋さんの店頭に出てるのを見てうっとりしたりしたもんなあ。
実教出版の 「じっきょう」 に,PenFlowchartを紹介する記事を書いたのが掲載された。 営業の方が持ってきてくださったときにその話をしたら, 喜んでいただけた。 情報処理学会や日本情報科教育学会ではこれまでにPenFlowchartに関する発表をさせていただいているのだが, このような形で紙媒体でも発行されるものに掲載されるというのはまた別の感慨がある。
New’s Network がKindle本を出した。 私の中華タブレットはKindleアプリが実行できない(異常終了する)のでスマートフォンで読んだ。 思っていたより読みやすい。 紙版やWeb版からだいぶ描きかえてあるのかな。 当時に比べて絵がうまくなっているということもあるのだが, 細かくなりすぎないようにという配慮もなされているように思われる。 まあ細かかったら拡大もできるんだけどね。
新さんはこれまで紙でNNRのvol.1〜vol.5を出していたのだけど, この機会に絶版にするらしい。 印刷代とか在庫とかの負担が大きいとのこと。 サービス精神旺盛な人だから,希望する人がいればと思って無理してたんだろうけど (そもそもあのレベルの本―カラーで,いい紙使って,ページ数も多くて―を個人 が1000円で出すというのが無茶な話なんだと思うが), その負担が次の活動への制約になってしまっているのでは読者としても心苦しい。 そんなわけで,今回のKindle版発行は応援したい。
もちろん紙の本はそれはそれで好きなのだけどね。 vol.6は出すとしたらどっちになるのかわからないけど。
授業でLibreOfficeの「スタイルと書式設定」とか「ナビゲータ」の話をした。 職場で回ってくる資料とか見てると, そのあたりの使い方をわかってないと思われるものがけっこうある。 ある意味WYSIWYGの弊害だとも思うのだけど, 生徒にはそうなってほしくない,ということで。
そういう私自身は,ワープロをほとんど使わないので説得力がアレだったりはするのだが。
先週今週のネタは,私がここ10年以上温めていたテーマ。 そんなわけで授業案作りに半徹することが何度かあったが, ある程度は受け入れてもらえたように思う。 でも実際には,この一連の流れを統合して理解してはいないようにも思える。 その各部分については彼らは好意的に反応してくれたのだけどね。 もっとも,彼らがそれを消化してくれたかどうかは,課題が仕上がってこないとなんともいえない。 課題に取り組む過程で,私の今のイメージを越えてくれたらそれ以上望むことはないのだが, 果たしてどうだろうか。
そんなわけで今日は久々にぐっすり寝る。
sidはカーネルもどんどんバージョンが上がる。 そうなるとvmware上で動かしている身としては,vmware toolsを追随させるのが一苦労だ。 だんだん手パッチが増えてくる。 サポートしなくなったAPIのフォローとかならまだいいが, 自動判定とかを無視させる無理やりな修正があちこちに入ってしまっている。 いいのかなあ…。 本家がさっさと対応してくれればそれがありがたいのだけど。