不定期戯言2

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2011/09/02(Fri)

脱・解答読解

8/21に青山学院大学で行なわれた「高校数学・新課程勉強会2011」に参加してきた。 最初の長尾視学官の話にあったように, 指導要領改訂というと単元がどうなったというところばかりに目が行きがちだが, 改訂のねらいが何であるのかはそこには現れてこない。 そのねらいを読み取らないと,今まで通りの教育を, ただ単元の入れ替えだけをして続けるだけになってしまう。 数学というのは「自分で勉強すること」や「答えの正しさを自分で判断すること」が 最もやりやすい教科のはずなのだが,そういう風に生徒が育っていないのが現状。 その現状について,会の首謀者である大渕氏が書いた文章 「脱・解答読解」 と同じ主張を私も持っている(というか,私が今まで考えていたものの文章化していなかった ことをこのような形で明文化しているのを見て,感心すると同時に自信をもった)。 身につけるべきものは問題と解答の「間」にあるのに, それを見ずに解答ばかりを解釈しようとするから, 何の力もつかずにただテンプレートを暗記するだけになってしまう。 そんな風に勉強という行為を勘違いしてる生徒は,決して少なくない。 問題を「解いて」もいないのに何が「勉強」だ! その点を何とかしていければいいのだがなあ,とつくづく思った。

SSS2011を終えて夜行バス11時間というきついスケジュールでの移動だったが, 本当に来た甲斐があった。

(追記) 和田秀樹の「数学は暗記」というフレーズは多く誤解されているように思われる。 実は「脱・解答読解」の 第8回 に書かれている

基本事項の理解 典型的な問題のinput 考えて解ききる訓練 とまったく同じことを言っているのだが(その本自体は読んでないが, 同作者の別の本で明確にそう主張している)。

SSS2011

8/18〜20に岡山いこいの村で行なわれたSSS2011に参加してきた。 発表の中身についていろいろ思ったことはあるのだけど, 実はナイトセッションで大きく得ることがあった。

一つは「情報科教員として専門性を高めなくてはいけない」ことについて, 人生相談的な話。話した具体的なことはここには書かないけど, どうするかしばらく悩んでみよう。あと2年くらいは職場で抱えてる大きいヤマに かかりきりだろうから身動きとれないけど,その後でどうするかだ。

もう一つはPenFlowchartを作る決断をしたこと。 松浦先生,西田先生とその件について話し, 既に実装があるならそれを使いたいんだけど, ないんだったら作ってみたいという相談をした。 中村先生がいたら実装のところで詳しい相談をしたかったのだけど。

実は昼間に発表された,三浦元喜氏(九州工業大学)らによる Anchor Garden にも感化されたところがある(実は実装するにあたって, Anchor GardenでオブジェクトがフェードアウトすることでGCを表している, そのイメージがだいぶ助けになった。 PenFlowchartのデータはメモリ上では基本的に単方向リストなので)。

ハイバネートから復帰しなかった件

最近ハイバネートから復帰できなくなってることに気づいた。 ディスクに書き込みにいってるのに, 起動すると復帰でなく普通の起動になってしまうのだ。 おそらくswapパーティションを作りなおしてUUIDが変わったことが原因だろう ということで,設定をさがしてみた。 前のUUIDが控えてあればそれをキーに検索するのだが, /etc/fstabはさっさと書き換えてしまったのでどうしようもない。ようやく

に書いてあるのを見つけて直したが,それでも復帰しない。 よくよくかんがえてみたら,RAMディスクを作りなおしてなかった。そこで

して,ようやくまともに使えるようになった。

2011/09/01(Thu)

PenFlowchart 0.3 リリース

なんだか日刊じゃないかという気もするが,開発初期はこんなもんだろう。 必要な機能はつけたので,あとは当分バグフィクス以外はじっとしているつもり。 配布場所は相変わらず http://watayan.net/prog/

今度の改善点は以下の通り:

保存時のファイル選択ダイアログボタンが「開く」になっていたのを修正。 未保存で終了しようとしたときに確認ダイアログを出すようにした。 マウスでずりずりできる範囲を限定した。 EPS出力の実装。 特に最後のEPS出力は,自分でプリントを作るときにとても役に立つ。 どうしてEPSなんだというと,もちろんTeXで書いてるから。 もちろん「未だにEPSかよ」というツッコミは甘んじて受ける。 そういえばAboutダイアログも手を入れたが,あれは趣味の範囲。

2011/08/31(Wed)

PenFlowchart 0.2リリース

PEN のプログラムをフローチャートから作る自作プログラム PenFlowchart のVersion 0.2をリリースしました。 ロード・セーブができるようにしたというのが大きい変更点です。 他にも変数宣言をテキストエリアの中に入れたり (PEN形式で出力してPENで読み込むより,直接コピペした方が早いと, 西田先生からヒントを頂いたので), メニューをつけたりしました。

データの拡張子はpenfですが,中身はXMLです。 もっとも安直な形でXMLにするとこうなる,という風なので見たらわかると思います。 まだバグが残ってると思いますので,気がついたら教えてください。

あとは,フローチャートを画像として吐き出せるようになると, プリント作るのに便利なんだけどなあ。

2011/08/29(Mon)

PenFlowchartリリース

前に 書いた Penのプログラムをフローチャートから生成するプログラムを http://watayan.net/prog で公開する。まだセーブ・ロードができていないが。

Debianパッケージ

いつもパッケージを作り始めるとき, 何からしたらいいかが思い出せずに困ってしまう。 そんなわけで自分用の備忘録。

逃げをうってorig.tar.gzをmake cleanで作りなおすようにしてしまったけど, ほんとうはちゃんとしたやり方があるんだよなあ。

メニューへの登録がなかなかできなくて悩んでしまったが, *.desktopを登録すればいけるのだった。

2011/08/26(Fri)

PENに別のアプローチ

本校では PEN でプログラミングをさせている。 入力支援ボタンをきちんと使えば必要最小限のキーボード操作で プログラムが完成させられるのだが, インデントとかそういうのがわかってない生徒がせっかくの構造を壊してしまうことがある。 そこで,フローチャートをマウスで作ったらPENのプログラムが作れる, というプログラムを作っているところ。 現状のスクリーンショットは下の通り。 PENのプログラムの書き出しまではできているので, あとはフローチャートのロード・セーブができれば完成かな。

スクリーンショット

2011/08/22(Mon)

遠征疲れ

18〜20日はSSS2011で岡山にいて, 21日は数学新課程勉強会ということで東京へ。 今朝名古屋に帰ってきたけどへとへと…まあ岡山→東京,東京→名古屋の2連続車中泊が きつかったということなんだけど(特に岡山→東京は10時間の予定だったけど 道路事情で11時間かかったし)。 そんなわけでそれらのレポートはまた後日書くことにする。 17日に書いた プログラムはなんとか作れそうなめどがついたので, さっさと続きを書きたいのだけど, 今日は無理だ。寝る。

2011/08/17(Wed)

Drag and Drop

ずっと思っている,作ってみたいソフトでDrag and Dropの処理が必要になりそうなので, 適当にぐぐって見つかった @oshimajp さんの Java Swingによるドラッグアンドドロップの実装 で写経をしてみた。 ふむ,なんとなく雰囲気はわかる。 この部分については書けそうだ。 さて,データ構造とかちゃんとこれから考えよう。