鳥はむ
先週作ったのだけど, 写真を公開してなかったので今頃になってアップロードしてみる。

「工学部・水柿助教授の逡巡」(森博嗣著,幻冬舎,
)を読んでいて驚いた。なんと,水柿君にはフルネームがあったのだ。 「〜日常」には出てこなかったと思うぞ。
カミさんがミステリ好きなので,森博嗣とか綾辻行人とか京極夏彦とかの文庫本が 我が家には大量にある。 で,私も読んでみようかと思って手を伸ばしたこともあるのだが, まだ1冊しか読んでいない。やはり小説は苦手だ。 あれ,「工学部〜」は小説だったな,そういえば。
「誰のためのデザイン?」(D.A.ノーマン著,野島久雄訳,新曜社,
)の第1章まで読んだ。 機能を詰め込んだという自己満足に溺れてはいけないのだなと自分に釘をさしておく。
第2章の冒頭に,
デザインが悪いために起きる操作ミスがあったとき,ユーザが自分を責める ということが書いてある。 そしてユーザが自分の手落ちだと思ってしまったがために, デザインが悪いという報告があがってこないというのだ。 これはエンジニアにとってもユーザにとってもマイナスなのだが, でもそんなことはよく起きる。 インタフェースだけでなく,もっといろんな層で起きている問題だ。
おや,齋藤孝って「声に出して…」だけじゃなくて3色ボールペンで本を読む ことについて説明している本の著者でもあったのね。 しかし,赤青緑の3色ってそんなに一般的じゃないと思うんだが…私が使ってるのは (黒を含めた)4色だし。
張碁聖が名人に返り咲いた最終局に感動しつつ, 辛辣インターフェース評議会 の 「ネトラン新創刊に寄せて」 を読んだ。かなりの部分で賛成だ。 著者は少し自信なさげに,でも敢えて
モラルの欠如よりも,無知の方が問題である と言っている。 無菌室で育ったかのような行儀の良いインターネッター でいることはおもしろさを知らないだけでなく, 本人は安全なところを歩いているつもりになってしまう分だけ余計に危険である。 パソコンとインターネットでできること, 汚い部分があることも含めてその可能性を知ることこそが重要であるというのだ。 高校の教科「情報」にも,きっと何かできることがあると思う。
いつだったか,誰かの文章を「身も蓋もなさすぎてすごい」と評したことがあったのだが, インターネットというもの(って何?)は身も蓋もなく身も蓋もないものだと思う。 いろんなだらしなさも含めて。
ずっと freemind を使っていた(今も講演のメモはこれでとっている)が, 紙もいいなぁということで常にA4の紙を数枚持ち歩いている。
で,先日ある機会があってマインドマップ用のPCソフトをいくつか試したのだが, ブザン公認の iMindMap が一番いい。他のソフトは単語に枝がついてくるイメージなのだが, iMindMapは枝に単語がついてくるのだ。 枝の自由度はもっとも高い…というか, 水平垂直でない枝が書けるのはこれくらいじゃないのかな。 比べてみると,まっすぐな枝はとても退屈だ。 「唯一の公認ソフト」なんていうからなんとなく反発したい気もあったのだが, なんだか納得させられた気分だ。
で,最近は紙に書くときにも枝の太さに気をつけたり曲線主体で書いたりするようになった。 これはiMindMapの影響だと思う。 もうすぐ評価ライセンスが切れるので,買うかどうか迷い中。 でも講演メモはfreemindでやるんだけどね。
お,freemindは0.9.0のβ14が出てたのか。