ルートと平方根
ルートと平方根の区別がつかないというのは中学生くらいによくある話。 私の場合はルートを使い始めたのが負の数を本格的に使う前だった気がするので, 逆にその辺で混乱することがなかったのかも知れない。
ルートと平方根の区別がつかないというのは中学生くらいによくある話。 私の場合はルートを使い始めたのが負の数を本格的に使う前だった気がするので, 逆にその辺で混乱することがなかったのかも知れない。
人生で影響を受けた本100冊というのをQiitaにあげている人がいたので, 自分も100冊まではいかなくてもやってみようかなと思った次第。
チャイクロ\多大なる影響をうけたと思う。 ギリシャ・ローマ神話(トマス・ブルフィンチ)\『星のローカス』というマンガの影響ではあるのだが,かなり読み込んだ。 解析概論(高木貞治)\叔父が貸してくれて,付録がすごく気に入っていた。 教室に電卓を!(一松信)\高校時代に図書館で読んだ本というとこれくらいかもしれない。 名大数学のすべて\高校の先輩のすすめ。 Galois Theory(Emil Artin) Set Theory(Thomas Jech) 集合論問題ゼミ(ジェームズ・M・ヘンレ)\よく勉強した 位相空間論(森田紀一) 創造性の科学−図解・等価変換理論入門(市川亀久彌)\親元にいた頃に読んでいた気がする。図版に見覚えがある。当時は意味がわからなかったけれど 聖書\これについては去年の9月にブログに書いた。 LaTeX美文書作成入門(奥村晴彦)\これでコンピュータにはまりこんだ気がする。人生大きく変わった。 まぐろのすべて(まぐろBBS) AWKを256倍使うための本 プログラミング言語C第2版(K&R) 理科系の作文技術(木下是雄) 知的生産の技術(梅棹忠夫) 発想法(川喜田二郎) 頭がよくなる本(トニー・ブザン) 人生に奇跡を起こすノート術(トニー・ブザン)\このどちらかを読んで,マインドマップを描くようになった。 ライフゲイムの宇宙(ウィリアム・パウンドストーン) UNIXという考え方(Mike Gancarz) 初めてのPerl(Randal L. Schwartz) 3:16 Bible Texts Illuminated(D.E.Knuth) コンピュータ科学者がめったに語らないこと(D.E.Knuth) プログラミングWindows95(Charles Petzold) ニワトリを殺すな(ケビン・D・ワン) 現代数学の考え方(イアン・スチュワート)
というわけで金沢へ…といいたいところだが,現地開催は中止である。 でもせっかく休みも取ってホテルとかも予約したので, キャンセルせずに金沢まで行ってみた。 正直なところ,疲れた。
一般セションや学生セションはリモート開催なので, 駅に近い漫画喫茶(というほどマンガは充実してないが, 個室で少々なら声も出せる環境)のWiFiを使って聴講。 Zoomでの視聴はストレスなく行われた。 質疑に加わったのは1回だけだったが,それも簡単に行うことが出来た。
先月マイクロソフトから 「Windowsと日本語のテキストについて」 という記事が公開された。 言いたいことはわからなくはない。 Unicodeを使うべきであることも, 外字というレガシーに頼るのが良くないこともわかってはいる。 しかし記事ではWindows8からUnicode IVSに対応しているのだからIPA mj明朝などで異体字を使う方法があるというが, だとしたらDrawStringなど普通のAPIでIVSが普通に使えるようにしてほしい。
総理大臣は休校を要請したけど請うてはいない… とtwitterでつぶやいたが, 結局学年末テストを予定していた来週から休校とすることになった。 今年はPyPENを導入した初めての授業だったので, テストを楽しみにしてたのだけど仕方ない。
明日の卒業式もご父兄にはご遠慮いただいて卒業生だけの式を行う。 せめて教職員が束になって盛大に送り出したいものだ。
授業中いろいろと新しいプログラムを作っている生徒に逆三角関数とかをサポートしたことを伝えたら, 関数の中でのループとかがうまく働いていないことを指摘された。 そんなわけで1時間後にそれを修正。
以前,物理シミュレーションのプログラムを作っている生徒から 「逆三角関数がないのが地味につらい」と言われたので作った。 また,コード欄が広げられないのがけっこう不便なので, bcralnit.jsに手を加えてそれができるようにした。 ライブラリが1つ増えたが仕方ない。
大阪教育大学でCE153。 今回は「高等学校情報科『情報I』教員研修用教材」第3章のプログラミング部分に PyPENが適用できるという内容で発表したのだが, 実は情報処理学会関係でPyPENの発表をするのはこれが初めてである。 発表途中に耐えきれずトイレに駆け込むというハプニングはあったが (参考文献がほとんどCEとSSSであることを含め, 関係者が現場に山ほどいるということが緊張の原因だったと思う),それはそれ。 Micro:bitの制御についてはWeb Bluetoothが使えるのではないか, Web APIについてはJSONPを試すのも一つの手であろう, FILE I/OについてはWebストレージが基本的にキー・バリューなのだから「そう見える」実装は簡単だ, などのコメントをいただいた。
情報交換会でも「言語の実装は楽しい」という話で盛り上がった。 PyPENがDNCLから見てもPythonから見ても中途半端であるという話を受けてのことだが, それは逆に自分がカッコいいと思う表現を実装するチャンスでもあるだろうと。 たとえばforループはwhileのマクロみたいなものだというCの発想を引きずっているから, ループを抜けたときにカウンタが最後の番号の次になるみたいなことが起きるのであって, それをPython風にしたければそう実装すればいいのだと (ループ抜けたら参照できなくなるという実装もあるよね,という話も)。 結局一番中途半端なのは,そこで迷っている自分なのだろう。
論文やスライドは いつものところ で。
ということで豊田西高校へ。
こんな風に生徒の考えを引き出してそれを具体的な活動に結びつけることは, 自分ではうまく出来ていないので感心することしきり。