ownCloud手パッチ再び
1年半前の patch がうまく機能していないようなので,再度修正。 またログのレベル変えて,printfデバッグ風にerror_log入れて確認して… 結局2バイトの修正で動くようになった。 やっぱりソース触っていいってのはありがたいことだ。
ムスカはムスカである意味正しいのだろうとか思った。
PenFlowchartを使って授業を始めた。 私はフローチャートとPENの画面を横に並べて説明をしたのだが, 生徒の何人かはそれを縦に並べて作業をしている。 なるほど,私のノートの1366x768の画面では縦に並べるなんて考えもしないが, 情報教室のパソコン(1280x1024)ならそれはアリなんだ。
とか思ってたら,偶数奇数の判定で
a%2=0じゃなくて
a/2*2=aをつかう者がいた。聞いてみると,
普段からC#とかでプログラミングをしているらしい。
そういう者をピックアップする仕掛けが本校にないのは残念だ。
今週はわりとしっかりコードを書いた。 行数にしてみれば大したことはないのだが, 今後の開発への筋道をつけられたと思う。 しかしここからペースが鈍ってしまいそうなのが良くない…。
いろんな外堀が埋まって, あとはひたすら実装するだけ…というところになると, なんだかパワーがわかない。 何か困った問題を解決してるときの方が楽しいんだから仕方ない。 でも仕事なんだから実装がんばらなきゃ…単純作業はつらいけど。
でもどうせ,この先にも面倒はいくつも出てくるから大丈夫だ(何が)。
Debianの創始者Ian Murdockが最近なくなったとのニュースが入った。 彼の何かを知っているわけではないが, Debianには日常的にお世話になっているので感謝しきり。 まだどんな風になくなったのか,よくわかってないらしい。 42歳と若かったらしいし,気がかりではある。
ということで東海大学高輪キャンパスへ。 来年の全国大会の打ち合わせもあるということで, 愛知県勢がたくさん来ている。
講演とかパネルディスカッションとか聞いてぼそっと思ったこと。 新学習指導要領になればプログラミングとか科学寄りの内容が重くなるのだけど, それを敬遠する教員もいるという話ではある。 でも私なんかはたまたま自分の興味の方向がそっち(科学とか)寄りだったというだけで, それ以外の分野について勉強不足があることは否めない (勉強はしてるんだけど)。 そう考えると,私とその「敬遠してる」教員とは, 最初に踏み出した方向が違ってるだけで,本質的には違わないのかもしれないな,と。
関係ないことを考えてたら, PenFlowchartの「後」でScratchをやるという手もあるかな,とふと思った。 しっかりした考えがあってそう思ったのではないのだけど。
ボリュームボタンがヘタってしまったりとか, フロントパネルをひん曲げてしまったりとか,いろいろ調子が悪いので,
小さい傷があったけど見なかったことにする。 これはmicro SDカードが入れられるのがありがたい。 プリセットの曲でいくらかメモリが食われてしまっている(よりによってハイレゾだし)ので, 今まで入れてた曲だけで溢れてしまう。
中学生に情報教室のガイダンスをしたあと, 「メニューにいろいろなソフトがあるから, どんなのがあるか適当にさがしてごらん」というと, ある生徒がScratchを見つけた。 「何それ,おもしろそう」と口コミで教室じゅうに広まり, あちこちで「みゅー」「みゅー」。 音が出ることが楽しいらしい。 「実はこれはプログラミングをするための環境なんだよ」 といって,ネコをひたすら歩かせて見せたりはしたが, 彼らはいろいろな音を引っ張りだして遊んでいる。 まあいいや。
高校の授業でも少し時間が余ったのでScratchを紹介したら, おおむね中学生と同じ反応だった。 3学期はPenFlowchartで授業やるから「みゅー」とかやめろよ。
修学旅行中に連絡があって, 情報処理学会論文誌:教育とコンピュータ(トランザクション) TCE No.1 Vol.4に「PenFlowchartを用いた, フローチャートによるプログラミング学習の効果に対する評価」が 掲載 された。 共著者は辰己丈夫氏(放送大学)と西田知博氏(大阪学院大学)。 全高情研千葉大会 のあと,辰己氏と相談したことからこの話がスタートして,そこから数えると3年か。 山下記念研究賞 を いただく ことにもつながったし, 共著者の二人にはただ感謝。
今回は査読していただくという経験をしたわけだが, ほんとうに丁寧に読んでいただいて多くの指摘・助言をいただいた。 誰かわからないけど,ありがとうございました。