不定期戯言

戻る

2005.03.09 (Wed)

夕凪の街 桜の国

・最近(でもないか)NBGさんのページで何度かこうの史代さんの作品を紹介しているので,「ぴっぴら帳」(ISBN 4-575-93700-2,ISBN 4-575-93890-4)と「夕凪の街 桜の国」(ISBN 4-575-29744-5)を買いこんでみる。「夕凪〜」の3つの話をあっちこっち返り読みしながら進めていったのだが……すごいわ,この人。33ページ以降のたたみかけに涙腺を刺激されるのはいいとして,3つの話の絡み。たとえば「夕凪の街」だけ取りだせばそれはそれで強烈な一つの物語なのだけど,それに負けないエピソードが「桜の国」では始まっていて。生まれがどうとかいう話には自分も思うところがある,ある種のリアルさが自分の中にもある。

コメント(0)

コメントの受付は終了しました。