ゴーストライター
音楽の世界で話題になっている件はどうでもいいとして,普通の書籍の「ゴーストライター」については今年の情報の授業でも話をした。佐々木俊尚氏のブログ(個別の記事にリンクしたいところなのだが)の「書籍のゴーストライターというエコシステム」という記事に書かれているような話(といっても,具体的な事例を知っているわけではないのでざっくりと)。本一冊にもなる文章なんて,素人が書けるわけがないのだから,こういうシステムで本が作られていることはまったく隠す必要がないと思っている。
そのブログ記事へのコメントをtwitterで佐々木氏がRTしていて,その中にはこのやり方に否定的な意見もあるようだけど,私はむしろ賛成する。そりゃ本人がいい文章を書ければそれに越したことはないのだろうけど,それはとても難しい要求だ。誰かが世に出したい考えを持っていて,でも10万字の文章にまとめる力(あるいは時間)がない場合,そこで本人が書けないからという理由によって「本」の形で出版する道が閉ざされてしまうなら,読者にとっても損失になるかもしれない。同記事では「著者」と「ゴースト」と「出版社」の三者にwin-win-winの関係が成り立っているというが,そこに読者も含めていいのではないか。
のぐー wrote at 2014-03-09 02:33:
わたやん wrote at 2014-03-09 08:50:
わたやん wrote at 2014-03-09 08:56:
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