情報処理学会のコメント
三重大の奥村先生のブログで紹介されていた,情報処理学会の2005年後半から2006年初頭にかけての事件と情報教育の関連に関するコメントを読む。ああ,自分の仕事を振り返ると嫌になるくらい問題点が思い当たる。本来なら同僚も全部理解している業務を,私がコンピュータで代行しているはずなのに,いつのまにか私自身がブラックボックス視されているのだ。それは(同僚たちが)業務そのものから目を背けることに他ならない。私はいつかHAL9000になって,ボーマンにユニットを引き抜かれて停止してしまうのだろうか。
…というような意味では情報教育に限定した話ではないのだけれども,情報システムと社会の関わりということからすれば,教育が解決すべき問題は確かにあると思う。ITを魔術から科学に引き戻すこと,そのために原理的な理解を求めること,その一つの手がかりとしてプログラミングの体験を求めること…。
コメントの受付は終了しました。