不定期戯言

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2007.01.06 (Sat)

青空文庫が著作権保護期間延長反対署名

・奥村先生のブログで知ったのだが,青空文庫著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名を進めているとのこと。青空文庫に収録されているのは作者の死後50年を経過して著作権保護期間が終了した(あるいは著作権者が許可した)図書なので,保護期間が70年に延長されてしまうと20年も先送りされてしまう本ができてしまうということだ。もちろんその20年の間にも収益が得られる作品はあるのだろうけど,そんな一握りの作品に巻き込まれて他の多くが死蔵されてしまうのはどうかと思う(希望するものについてだけ,特許のように延長料金を支払う制度にすればいいのに)。そんなわけで趣旨に賛同。職場に署名用紙持ち込めるかな…。

・一方,一定の補償金を著作権者に支払うことで,図書などをネットで公開できるようにしようという案が検討されているらしい。これは絶版になった出版物が入手できなくなることを防ぐことが目的のようだが,この制度ができたからといって保護期間を延長していいってことにはならないだろう。確かに裁定手続きをしなきゃいけないとしたらすごく面倒っぽいので,それが楽になればある程度の助けにはなるだろうけど。

著作権保護期間延長反対ロゴ

・メモ:やねうらおさんがまとめたwebで読める本へのリンク集

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