畑村式「わかる」技術
「畑村式『わかる』技術」(畑村洋太郎著,講談社,ISBN 4-06-149809-6)を読み終えた。なんだか前に一度読んだような気もするのだが,畑村氏の別の本とつながってる内容は確かに多いので気にしないことにする。「わかり方」について基本的な方向はそんなに遠くないと思ったが,いくつか特に注意をひかれたことがあった。
記録のとり方については,この本を参考にしてみるのもいいと思った。手帳を白いままにしておくのもつまらないし。
対象を論理的に理解することなく,経験や記憶だけでさばこうとする人がいる。本文中で「経験主義の誤り」といって批判していることであり,私も職場でそういう仕事のやりかたに苛立つことが多い。氏も工場見学をして気がついたことを指摘すると
ところが,管理主義に陥っている会社の場合は,単に第三者がどう評価しているかということばかりが気になるようです。(中略)単なる欠点の指摘と受け止めるにとどまっているのが残念です。
ということがあるというのだが…その体験は私も何度かしている。
以下,愚痴。私は一部の人には「恐い人」と思われてるみたいで,怒らせないようにという感じで指示をあおいでくる人がいるのだが…違うだろ。お互いその仕事で飯を食ってるプロなんだから,それぞれの立場で言うべきことがあるだろ。どうして上司でもない私がそちらの仕事の指示を出さなくちゃいけないんだ?それは自分の側の怠慢だということに早く気づいてくれ。
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