物語
昨日の『読書は…』に関連して。この本では文芸書を読むことも大事だと述べている。そういう本は私が読む中には少ないのだけど,それでも皆無にはならない。ときどき物語成分がほしくなる(重いのは読めないが)。
物語によって救われる体験はこれまでに何度もある。ひからびていた心に力が戻るということを感じるのだ。『頂きはどこにある?』や『チーズはどこへ消えた?』のような,寓話としての物語の効用は前に書いたが,これらは形式が物語であるというだけで,内容はそうではない要素が大きい。もちろんそれで得られる高揚もあるのだけど,物語による高揚はそれとは別の種類だと感じている。もっと体に根ざした部分に反応しているような…。
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