きはじ
青山学院大学の松川氏が「きはじ」と論理的思考という文章を書いておられるのをtwitterで紹介された。強く同意する内容だ。私自身は「きはじ」が覚えられなかった。どれが上に来るのかが覚えられなくて,普通に距離と速さと時間の関係を式にすることで「き」が上だと判断していた(「きはじ」が必要ないのだから,そんなことも考える必要はないのだが)。氏は「きはじ」を使う生徒達は「速さ」という概念をわかっているとは言えないだろう。
と述べている。一部の学生は「物事をきちんとわかる」という体験をしたことがないのではないか
と懸念しているが,解答を覚えることで問題を解いたような錯覚をする生徒たちはそのような体験をしていないのではないかとも考える。先日ここにも「解答読解」のことを書いたが,それも根が同じだと思う。
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