不定期戯言

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2023.05.12 (Fri)

情報モラル講習会

学年の生徒に情報モラル教室。講師は株式会社DAO代表取締役の上田敏孝氏。Web3.0やブロックチェーンの話から始まり,その時代にあるべき情報モラルとはどういうものかを考えてほしいという展開だった。情報モラル講習会と聞いて「どうせお説教だろう」みたいに思っていた人がいたかもしれないが,これからの「市民」がどうあるべきかという話だったので逆の意味で拍子抜けした人もいたかもしれない。終わってからも上田氏に質問したい生徒が列を作っていたし,職員室でも話題が続いていた。

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2023.04.16 (Sun)

AIとの向き合い方

北海道教育大学「未来の学び協創研究センター」の公開セミナー「AI/教育情報と学校の向き合い方を考える」を聴講。それぞれChatGPTやBingとの対話を豊かに使っている。それを聞いていて思い出したのは星新一の小説『人民は弱し官吏は強し』の一節にある,星一氏の思考方法だった。

星は自分自身との対話をはじめた。彼は多弁であり,ひとと会う時,相手がなにか言うと,その十倍ほど喋る。しかし,静かななかで一人になると,話しかける相手は自分だけになってしまう。多弁どうしの対話だから,それはしだいに速力をまし,回転し,やがて何らかの結論に到達する。これがいつも,彼のアイデア発見への過程だった。

この多弁な自分との対話は私自身もよくやることではあるが,自分が知らないことが要素として含まれないことが不満だった。しかしChatGPTなどとの対話であればそれが可能になるのではないか。そう考えると,楽しみになってきた。

コメント(5)

のぐー wrote at 2023-04-17 10:15:

その「自分が知らないこと」が「大嘘」である可能性。
いちいち確認ずるのですか?
会話系AIはしれっと知ったかぶり大嘘をつく癖が治らないと何の役にもたたないと思っている。

わたやん wrote at 2023-04-17 10:55:

もちろん確認の必要はあると思っています。

わたやん wrote at 2023-04-17 10:59:

ていうか,人間だったら信用するってわけでもないでしょう?

のぐー wrote at 2023-04-17 17:21:

人間はたくさんいるので信用できる相手を選べる。
今の会話AIは「良心のかけらもなく大嘘をつきまくる」奴しかいないと思っている。
そんな奴と会話する価値は無い。
(そんなのをMicrosoftは検索の代用にしようとしている。一体何を考えているのやら。)

会話AIも差別的発言をしないような仕掛けは講じられていると聞いている。
しかし嘘をつかないという仕掛けは存在しないようだ。何故なのだろうか。

わたやん wrote at 2023-04-18 19:29:

私は間違いとかも会話の賑わいと思ってます。それによって自分から引き出されるものがあれば,それは悪いものではない,と。

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2023.04.15 (Sat)

センス

私は高校くらいまでの数学にセンスという話を持ち出すことには懐疑的だ。もちろん反応の良い悪いといった違いは当然ある。しかしそれをセンスという言葉で片付けるのはどうかと思う。

例えば私はCGイラストがとても好きではあるが,自分では描けない。twitterでの友人には私から見てすごいレベルのイラストを描く人がたくさんいるわけだが,その人たちと自分の違いをセンスという言葉では片付けたくないのだ。もちろんセンスの差があることは間違いないが,「自分にもセンスがあれば…」とは思わない。単純に考えても,今まで書いてきた絵(落書きレベルも含めて)の数が格段に違うわけで,そうやって彼ら彼女らはセンスを「身につけて」いったのだろう。iPadにApple Pencilをつけているくせにそれで絵を描いたことがない私がセンスの違いを云々するのはあまりにもおこがましい。

数学にしても,私自身小さい頃からかなり多くの算数・数学的体験をしてきている。自分の数学に関する能力はそこからきていると考えているので,「センスがあるやつはいいよな」というようなセリフには耳を貸す気さえ起こらない。

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2022.02.23 (Wed)

新しい生活

・学年通信に書いた文章を転載してみる。

・新型コロナ感染症の影響で不自由な生活が続いていることは改めて確認するまでもないことです。いろいろなことが「できなかった」のは確かですが,一連の騒動が終わったらまったく同じことをするのかというと,決してそうではないと考えています。

・みなさんも自宅待機などでオンラインの授業を受けたりしたこともあったかと思います。我々教員も,たとえば学校の会議もオンラインと対面を併用して行っています。そのおかげでかなり資料のペーパーレス化が進みました。また学外の研修の多くもオンラインになりました。その結果,現地開催だけだったときよりも多くの研修に参加できています。私自身も週末に行われるものだけで今年度約30回の研修や会議,イベントに出席していて,これがすべて現地開催で交通費がかかっていたらと思うとゾッとします(結果的に出席する回数を減らすことになっていたでしょう)。

・この状況が,コロナが収まったら元通りになるとは思えません。もちろん研修会の多くは現地開催ができるようになります。しかし今後もオンラインとのハイブリッド開催は求められることになるでしょう。資料のペーパーレスだって,会議が対面で行えるようになったからといって,従来のように大量の印刷を行う風にはならないでしょう。

・しかしここで思うことがあります−たとえば会議を対面でやっていたときに「ペーパーレス」は不可能だったのかと。職員室で自分用のパソコンを使っていない先生は(たぶん)いませんでしたから,会議の資料をオンラインで配布することは当時でもできたはずなのです。ところが実際には会議のたびに大量の紙が印刷に費やされ,また資料をパソコンで整理する人は紙の資料をスキャナで処理していました(ほとんどの資料はパソコンで作られていたのですから,これは二度手間であるだけでなく,検索ができないという不便を生んでいました)。

・たぶん人間は,困らないと大きい変革はできないのです。そういう意味で,今は困ってなければ進まなかった改革が進んでいます。学校もそうです。高校も変わっていくし,大学も変わっていきます。初めの頃は大学で対面授業がないことが致命的だと考える人もいましたが,今はオンラインでの学びをいかに充実させるかということにも目が向けられています。

・今困っている私たちは,新しい生活や新しいスタイルを作っていく最先端にいるのです。将来困らない時代に「困り」を残さないために,知恵を絞るときなのだと思います。一方で進んでいるということは,その方向が間違っていないか絶えず気をつけなくてはいけないということでもあります。そういった目を持てることが教養であり,勉強とはそのためのものなのです。だからテストにパスすればいいという勉強であってはいけないのです。

コメント(3)

中山@新宿山吹 wrote at 2022-02-23 21:20:

困らないと大きな変革はできない。賛同します。人は今いる場所に安定を感じ、離れることに不安を持ちますよね。だから離れなければならない状況になったから、「仕方なく」離れているわけで、本意ではないのではないでしょうか。

のぐー wrote at 2022-02-24 10:53:

今は配信ライブ花盛りで、かつては見なかった歌手も見ているが、これがコロナ収束で無くなったら嫌だなあ。

わたやん wrote at 2022-02-24 11:46:

中山さん:今の状況を変えたくない気持ちは誰しもあるとは思います。仕方なくそこから離れている人が,前の状況に戻れると思い続けてしまうと切ないなあ。
のぐーさん:配信ライブ増えましたね。現地ライブができるようになってもこの形は残ってくれると嬉しいです。

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2021.06.24 (Thu)

生徒のiPad

・生徒に購入してもらうiPadが届いた。といっても試験前だから本格運用は7月かな。Wi-Fiの具合とかいろいろ気になるが…どうなるだろう。

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2021.04.21 (Wed)

画面への書き込みとペンタブレット

・情報教室ではプロジェクタで見せている教員画面をvncでも生徒に送っている。書き込んで説明したいときにはスクリーンを上げてホワイトボードを使っているのだが,反射したりとかいうこともあってあまり良くない。そんなわけで画面に書き込めるツールがないかと探して,Gromit-MPXを導入することにした。

・しかしマウスだと字が書きにくい。Linuxで使えるペンタブレットはないか…ということで調べてみると,XP-Penとかのが良さげらしい。そこで安いのを買ってみたが,わりといい感触だ。後で自分用のも買っておこう。驚いたのは,Gromit-MPXが筆圧を感知して線が太くなったりすることだ。

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2021.02.21 (Sun)

機械学習・データサイエンス

・10時から17時までの講座。Colabを使っての実習。いろいろおもしろいことができるものだ。クジラ飛行机さんの本もなんとか最後まで読まなきゃな。

・

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2020.12.06 (Sun)

久しぶりの試合

・部活の試合の引率は今年度初めてか…。卓球部は試合が多いから,こんなことは珍しい。いつも1日でやる試合を4日に分割しているわけだから,進行は早いし,客席も広い。

県の新人大会は今年度はこの1回だけかな。

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2020.09.11 (Fri)

教育実習があるんだった

・前期の教育実習ができなかったので,その分が後期に回ってきている。そんなわけで授業でやろうとしていた企画を前倒しにする必要が出てきた。急な変更にはなってしまうが,なんとか理解してもらおう。

・情報の教育実習は実に久しぶりだ。2006年度に一人,2007年度に二人来ていたが,それ以来か。

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2020.09.01 (Tue)

2学期始まる

・期末テストが終わって,2学期が始まるわけだが…疲れている。一応短い夏休みはあったものの,それを挟んで1学期がなされたので,あまり「休み感」がなかった。

・さて,これからは対面授業をフルにやっていくことになるが,解説動画は作りたいなあ。必要というわけではなくなっているのでモチベーションが下がってしまっているけど,せっかくなので何とかしたい。

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