情報処理学会第80回全国大会
新井紀子氏の講演を聞きつつぼんやり考える。『AI vs …』はまだ半分しか読めていない。
AIで何ができるかできないかということはわからないのだけど,生徒が「読めてない」現実はあると思っている。たとえばプログラミングの実習で,うまくできたかどうかは彼ら自身が実行結果を確認することで自ら判定できると思っていた。しかし実は生徒は結果が正しいかどうかが確かめられていない。
タートルグラフィックで正三角形を描こうとして60°回転すると失敗するのは児童自身がわかる。しかしたとえば「整数を1つ入力してその約数を…」という課題に対し,
DEFINT A,B INPUT A INPUT B
みたいなことをやってしまう生徒が少なからずいる。その1つ前の例題で,整数を2つ入力してどうのこうのというのをやったので,それと同じことをやればいいと思って入力を2つ書いてしまうのではないかと想像する。結局パターンマッチングで処理してるのか,と思うとなんだかむなしくもなる。
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