不定期戯言

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2010.05.08 (Sat)

Nagoya.R #2

・今日はNagoya.R #2ということで名大へ。第1部,第2部は自分で既にやっていることなので軽く流してLTに備える。

・「こまけぇこたぁいいんだよ!!」という題目でLT(資料)。だいぶ緊張してしまって言いそびれた内容もいくつかあるけど,反応はあったように思われたのでよしとする。

続いて安部晃生氏「Rで2ちゃんねるを読んでみた」(ブログに発表資料あり)。しょっぱなから笑わせてくれる。といってもただのお笑いということでなく,すごく「わかる」のだ…その苦労とか,意地になって実装してしまう気持ちとか。

最後は小島ますみ氏「コーパス研究におけるχ二乗検定再入門」。つい相対度数とか使っちゃう人とかいるけど気をつけてよ,とか,検定の多重性の話とか参考になる。それはそれでいいのだが,むしろ調査した内容の方に興味をもった。第二言語学習者はどんな風に強調語句を使いすぎてしまうかみたいな話。ひょっとして最近の過剰敬語もこれと通じるところがあるのかな,と思った。敬語がきちんと染み付いてる人は適度な敬語で済ませられるけど(ネイティブスピーカが過剰に強調語句を使わないように),そうでない「学習者」は自信がないもんだからつい敬語を重ねてしまうのではないか…みたいな。

・懇親会でもいくつかおもしろい話が出たが,ここには書かないことにする(書いてまずい内容ではないけど)。

コメント(1)

わたやん wrote at 2010-05-10 09:56:

この日,地下鉄に乗る直前に「日本語の作法」(外山 滋比古)を買って読みかけたのでそう思ってしまったのかもしれないな>敬語がどうとか

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2010.03.26 (Fri)

とある名古屋のR勉強会

・ということで名大へ。久しぶりに北部食堂で昼食を食べた。それはともかく,会場のあたりは脱輪現場の近く土地勘がないので適当に迷いつつ到着。

・今日はとにかく「始めよう」ということで。それはRの初歩の初歩から始めようということでもあり,Nagoya.Rを今から始めようということでもあり。無理な背伸びをせずにやっていけそうかな,という印象。医者の予約があって中座したのが残念。

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2010.03.07 (Sun)

Nagoya.R

・名古屋大学の阪上氏が,Rの勉強会Nagoya.Rを企画している。26日に最初の勉強会を予定か。この日は医者の予約が入ってるから中座しないといけないんだけど,ぜひ行っておかなくては。

コメント(4)

だきわ wrote at 2010-03-08 04:53:

ああ、行きたいが、学年会と職員会議があって行けない。Ustも聞けるかなあ。なぜにこんなに会議を入れたがる?こっちに来てから3月に研究会に行けない生活がずっと続いている、つまり一生行けない?

わたやん wrote at 2010-03-08 08:28:

ていうか普通に平日の午後なんですが。

だきわ wrote at 2010-03-08 10:06:

だって年度末ですよw。
頻繁に海外行ってる人もいるじゃないですか。

わたやん wrote at 2010-03-08 10:27:

どこかの世界にそんな人もいるようですがよくわかりません。春休みのない生活を十数年続けているので(授業はないのだけど)。

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2010.02.23 (Tue)

Tableau Public

・Tableau Software社がデータ視覚化パッケージのフリー版であるTableau Publicをリリースしたという記事が話題になっている。ダウンロードにはメールアドレスの入力が必要みたい。Windows版しかないのが不満だが,早く試してみたい。

コメント(1)

だきわ wrote at 2010-02-25 02:28:

結構楽そう。csvやデータベースから即チャートにできる感じ。
しかし元データがないと何にもならんなあ。
#そこからかいっていう突っ込みはなしね。

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2010.02.10 (Wed)

Rって言語なんよね

・Rでいろいろ資料を作っているというを前に書いた。その後もいろいろデータをいじっているのだが,対話型にも,スクリプトの自動実行にも,それぞれの良さがあることを実感する。データの特徴をつかむためにあれこれ試すのは対話型で,人に示す結果を作るにはスクリプトで,使い分けられるのがいい。Excelでも前者はやれるんだろうけど,後者が手軽にやれるような気はしない。定型的なことならmake一発でやりたいことだってあるんだから。

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2010.02.09 (Tue)

Rの勉強をかねて

・入試資料からいろいろなグラフを作って職場内にばらまいてみる。対話型だといろいろ面倒なので,PDF出力までのスクリプトを書いて流し込んでみたり。

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2010.02.01 (Mon)

箱ひげ図のひげはなぜ1.5IQRまでなのか

・という質問をYahoo知恵袋に投げてみた。いただいた回答のどちらをベストアンサーにしていいものやら判断がつかないので,投票ということにさせていただいた。Exploratory Data Analisysのschematic plotで使われているということらしいので,それを頼りに調べればいいのかな。700ページくらいあるらしいから自分で読めるとは思わないので,どこかで拾い読みできればいいのだけど…名古屋市図書館にはないのかな?名大にはあるみたい。0.7413×2ということならそれはそれで納得いくような気はする。

コメント(1)

わたやん wrote at 2010-02-17 15:36:

単に中央値から2IQRなんじゃないかという気もしないでもない。

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2010.01.21 (Thu)

パソコンによるデータ解析

・一仕事終えたので,息抜きがてら職場の本棚を散策。ブルーバックスの『パソコンによるデータ解析』(新村秀一著)が出てきたので拾い読みをする。というか,自分の知識が追いついてないので拾い読みしかできない。1995年の本か,でも当時よりはほんの少しだけ統計のことを勉強した分だけ今の方が理解できる部分は多くなってる。boxplotやstemplotについてTukeyらが提案した「探索的データ解析」という統計解析運動の新しい主義主張だと書いてある。そんな最近のものだったのか…といってもWikipediaで見ると1970年代のようだけど(`bit'という言葉の提案者でもあると書いてあった。確かにShannonの``A Mathematical Theory of Communication''の最初のページにbits, a word suggested by J.W.Tukeyと書いてある)。まだ30年前の話にもついていけてないんだなあ…私に限らないけど。

それはともかく,具体的な手順などに触れてないのは当時SPSSやSASが主流であったということなのだろう。末尾にデモディスクの取り寄せ先まで書いてある。私はSPSSの実物を見たことがないのだが…そんなにいいものなんだろうか。

・ラス前に「統計教育の今後は?」と題して

大学の情報処理教育を,ワープロや表計算でお茶を濁そうとする風潮がある。これには,反対だ。大学の情報処理教育の一環として,統計ソフトを用いたデータ解析を,広く理科系や文科系の区別なく行うべきである。統計は,多くの学問分野の共通言語として,広く利用できる。また,社会人になっても一生役に立つ技術であり,ものの考え方が身につく。同書302ページ

とある。15年前にそう言っていたのか。今頃になってようやく,同感である。

コメント(2)

だきわ wrote at 2010-01-21 23:47:

SPSSはちょっと触ったけれど、うまくやらないと最初の一歩で戸惑ってしまう。社会調査士の資格が取れるところのカリキュラムやシラバスを見てみたい。

わたやん wrote at 2010-02-02 18:13:

本屋でパラ見した本は,だいたいGUIでいろいろやってるのでPSPPではなんとしていいやら。

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2010.01.07 (Thu)

統計数理研究所の研修(続き)

・「確率」の実験の授業モデル。モンティホール問題(こないだテレビの平成教育委員会スペシャルで扱ってたけど,案の定デタラメだった)とか,風雲たけし城のドアをやぶってくやつとか,サイコロ転がしたりして試してみればいいやん,という話。コンピュータを使う方法もあるけど,せっかくクラスに40人いるんだから全員でやれば試行回数を40倍にできるんだし。余談:昔はトランプとかすごろくとか人生ゲームとか運にかなり影響されるゲームが多く行なわれていたけど,今のテレビゲームは決定論的すぎて子供たちが「運」を実感する機会がなくなってるんじゃなかろうか,とのこと。すごく納得。

・続いて中3で扱われる「標本調査」の実験。たとえばBB弾に色違いをまぜて300個くらい拾い上げて数え上げて割合を推測させるとかそういうのもあるよね,と。モンテカルロシミュレーションで有名なものというと円周率を求めさせるやつやビュッフォンの針があるけど,実物でやるのも大事だと。私がSSS2007などで発表した(下の2つ)ネタは値のばらつきの考察が主題だったのだけど,それの前に平均値の考察が必要だったかなと思った次第。

・政府統計の役割と統計局による授業支援ということで,国勢調査へのご協力よろしくお願いしますとのこと。それはともかくとして,総務省統計局政府統計の総合窓口にあるデータを授業で活用してほしいと。統計局には統計学習サイトも用意されているし。

・理科ねっとわーくというと理科教員だけのものだとずっと思っていたのだけど,登録利用するには教科の制限とかまったくないのね。そんなわけで理科ねっとわーくの中に算数や数学の資料の活用やデータ分析のための教材やサンプルデータなどを置いた「科学の道具箱」を作ったとのこと。ただしまだ暫定版。誤植や図の間違いもいくつか見つかったので,機会をさがして指摘をしたい。

・しかしデジカメって便利ね。こないだFinePix Z2を中古で買ったのだが(QV-10とかのレベルより上のデジカメを買ったのは初めて),スライドとか展示物とかささっと写しておけば安心できる。年があけてからのブログの写真は全部これで撮ったもの。

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2010.01.06 (Wed)

統計数理研究所の研修

・12月27〜28日に統計数理研究所が行なった平成21年度理数系教員指導力向上研修事業に参加させていただいた話。いや,実際かなり勉強になった(社交辞令で言っているわけではない)。一つ一つあげていくとキリがないので,印象的なことだけに絞って書いておく。

・初日にExcelを使った演習があった。VMware上のWindows XPにはOfficeが入れてあるのだが,まともに使うのはこれが初めてだったりする。ピボットテーブルなんて初めて使うよ…といいつつ,OpenOffice.orgとRでも同時並行で作業をしてみた。OpenOffice.org Calcだとデータパイロットという名前になるのね。そういったことで楽しんでしまって,どうして箱ひげ図のひげは1.5IQRまでなのかを質問しそびれてしまった。

・筑波大附属中の中本先生が「貧困率を例にした分布と代表値の理解」の授業実践を発表された。質疑では「これで経済や社会をわかった気になってはいけない」というようなコメントがあったが,それは当たり前のことだと思う。生徒たちが数値から何らかの意味を読み解く体験ができれば十分なのではないか。それがないと,誰かが読み解いてくれた意味(そこにはたいてい意図や意志がある)を盲信するだけの大人になってしまう。

・QCの話はおもしろかった。七つ道具とか,実際に使われている場面を知ると全然違うなあ。ここでは統計的な方法が普通に道具として使われている。

・軽食をつまみつつ,AP Statisticsの話。かなり厳しい内容のような気がする。その後の意見交換で,統計が重視されてこなかったことの嘆きや,PISAのテストなどの外圧に期待できるのではないかという話があった。私も数学教師はこんな風に傾向や目分量で話をするのをすごく嫌がる。統計を取り入れるということは思考方法を変えるということを要求されているのだが,油断すると単なる試験対策に終わってしまうだろう。入試問題が作られればそれに「合わせた」授業がなされるだろうし,PISAのテストに対しても同様の「対策」で終わってしまうのではないかという危惧を述べた。

コメント(4)

だきわ wrote at 2010-01-07 13:26:

僕は職場での肩身の狭い状況を泣き言言いながら出しました。
世間ではそういう状況じゃない所もあると分かってやる気がでました。

わたやん wrote at 2010-01-10 00:00:

この研修とか読んだ本とか,統計について勉強したことは職場の仲間にフィードバックしているつもりなんですが,空回りしている感は否めません。

だきわ wrote at 2010-01-12 16:25:

今日数学の教科会議で、年末に言った新指導要領の話が頭に入っていない人がいて、僕は嘆いた。

わたやん wrote at 2010-01-12 20:51:

今更そういう人の存在に驚きはしませんが…根本のところで食い違いそうで後が大変だなと。

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