不定期戯言

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2010.01.13 (Wed)

数学ガール

・ただしマンガ版。娘が買ってきていたので読ませてもらった。ああ,かわいいな,こいつら。恋愛のことはまあいいとして,数学好きの考え方がうまく書かれてると思った。上巻あたり特に。

・数学部分はわりとおいしいところを扱ってるなという印象。数学好きだったら必ず通過してる話ばかりで懐かしい。ところで,最後あたりのネタを読んでふと思った…収束しない無限級数の形式的和を考えるのって,高校数学の考え方だとありえないこと。それはそれで一つの秩序だから否定はしないのだけど,そこからはみ出すことをまったく拒否するのもつまらないと思う。この頑なさと,統計を嫌うのと,何かつながってるような気がする…って,最近なんでも統計に結びつけてしまっているのは自分でもどうかと思うが。

コメント(4)

7校生 wrote at 2010-01-14 23:23:

それの小説版を昨日、授業で紹介した数学科の先生がいますよ。

わたやん wrote at 2010-01-15 00:23:

「博士の愛した数式」も数学科でけっこう話題になりました。あれも好きだったけど,数学ガールの方が数学人が書いてる(なんたって結城氏だ)分,地に足がしっかりついた感じで数学をネタに取り込んでいる感があります。小説の方もいずれ読みたいと思っています。3冊目はゲーデルらしいし。

結城浩 wrote at 2010-01-17 00:44:

ご愛読ありがとうございます♪
楽しんでいただけてうれしいです(^_^)

わたやん wrote at 2010-01-17 18:43:

楽しませていただいています。多くのマンガとかでは数学好きというと変人という記号として扱われることが多いですが,この本を読んでいくとごくごく普通の考え方をしているんだということが伝わるのがいいですね。

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