不定期戯言2

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2013/01/04(Fri)

数学のテストで配られる白紙は計算用紙ではなく,下書き用紙

いつだったか教室の後ろの黒板に

式を書かなければ×にするんなら,計算用紙なんか配るな と落書きがしてあった。 ああ,やっぱり勘違いしてるんだな,と思った。 あれは計算用紙じゃなくて下書き用紙なのに。

数学の授業で,うまくいかない(とわかってる)解答を行き詰まらせてそれを消したり, 試行錯誤をしたりするのを生徒が嫌がるのも, 下書き段階でやることをわかってないからなのだろうと思う。 今年は久しぶりに夏休みの数学の講座を担当したので, 下書きの仕方とかを話したのだけど,わかってもらえたかというと自信はない。 やっぱり普段の授業でそれに慣れていかないと。

2013/01/03(Thu)

電波時計

私の腕時計はソーラー電波時計だ(ただし安物)。 しかし最近電波を拾ってないのでわりと時刻が不正確だ。 なくしたと思ってて最近発掘したやつなんか,3月に拾ったままになってる。 そこで九州のアンテナ向けて…みたのだけど,電波が拾えない。 困ったな…じゃあどっち向きにしたらいいかを示すアプリでも作ってみようか, いろんなセンサの使い方の勉強になるし。 じゃあまず電波出してる場所の正確な位置を調べるか… と思って調べてみたら,福島の方が200kmくらい近いことに気がついた。 電波の到達範囲の図でみるとどちらにも入ってるから, 大して距離は違わないだろうと思ってたのに。 そんなわけで北東の方に向けて時刻取得をしてみたら,いとも簡単に電波が拾えてしまった。 あれま。

そんなわけでアプリを作る気も一気になくなってしまった。 シチズンの このページ 見れば一目瞭然だし。

2013/01/02(Wed)

新年会

大学のサークルの連中と新年会。 無防備に話せる奴らが,ここにもいることに安心した。

2013/01/01(Tue)

クイズ面白ゼミナール

NHKがテレビ放送開始60周年ということで,特番をやっていた。 昨日だったか,鈴木健二氏がゲストで出ていた。 そこで「クイズ面白ゼミナール」をまるまる1回分流していたのだが, 情報量の多さに驚いた。今のクイズ番組とは全然違う。平成教育委員会みたいに薄っぺらくない。 鈴木氏の淀みないしゃべりにはムダが感じられない。 そのあとのトークで,それを実現するためにやっていたことを語っていて, それって自分が授業で実現したいと思ってることじゃないか,と思った。 「1問についてスタッフが紙袋1つ分くらい渡してくれるんです。 でもそれをそのまま使うのでは十分な話なんかできない。 だから自分でも紙袋1つ分くらいの資料を用意するんです」 「よく『そんなにたくさんの数値をよく覚えてられますね』と言われるけど, 決して数値を暗記しようとしているのではありません。 語るべきストーリーを作るために数値が必要になるから自然に頭に入るし, そうなれば自然に口から出てくるのです」 「説明の筋書きは1つの話について少なくとも3種類くらい用意しておきます。 たとえば前の解答者とのトークが硬くなりすぎたら, 次のトークは軽いものにしてバランスをとろうと考えます」 メモをとっていたわけじゃないからうろ覚えだけど, こんな感じのことを言っていた。 どれも,そうありたいと意識していることではあるのだけど, 彼の足元には到底及ばない。

2012/12/31(Mon)

確率を確立と書いてるようでは成績は上がらない

知恵袋の 「簡単に確立の問題を解くためにアドバイスを」という 質問 に「まず正しく漢字を書けるようにしろ」とコメントしてみた。 もちろんそんな回答は無視されて, もっともらしいアドバイスを装った回答がベストアンサーになっている。 当然である。何が正しいかわかるんだったらこんな質問はしない。

こっちの質問 に「そんなの両辺から1を引いたらAn=0に決まってるだろ」とコメントしたわけだが, たぶん質問者は何のことかわからないだろう。 そう読めてしまうということがわかるようならこんな書き方のまま人に見せたりしない。

冗談はさておき,このことはとても大切なことだと私は考えている。 字や式に無頓着な者は勉強ができるようにならない (言うまでもないが,字の上手下手とは関係がない)。 書いたものから自分へのフィードバックで「気づき」が多く発生することを我々は知っている。 だから,いい加減な書き方をしてる人にはその効果は期待できないだろうと思っている。 きっと上の質問者たちは,書かれたものからのフィードバックを受け取っていないだろう。

プログラミングでも同じようなことが言えるんじゃないかな。 前にも書いたことだけど,英数字が全角半角入り乱れていても気が付かない。 私にしてみれば違和感を持たないことが不思議なのだけど。 だからといって「違和感持てよ」と「指導」するのも変な話。 採点してもらうためにしか書いてこなかった過去が長すぎる。

本が溜まってる

ブルーバックスの『シャノンの情報理論入門』(高岡詠子著)は数日前に読んだ。 第4章までは数学的な内容についてはだいたいわかっているので (触れられているエピソードには知らないものも多くて面白かったが), 第5章からが本番。相互情報量については漠然と知っていたつもりだったけど, これを読んでようやく条件つきエントロピーというものが少しわかった気がする (何度か読み返せばもっとしっかりわかるだろう)。 サンプリングについては,フーリエ級数について勉強し直さないと理解できなさそうだ (153ページに出てくる「δ関数」は高校生とか大丈夫かなあと思ったりはする)。 そうやって穴を埋めていけば,Shannonの例の論文(プリントアウトしたままほとんど読んでない)も 読めるようになるのかもしれないな。そう考えるとわくわくする。

数学的な内容を別にしても,取り上げられているエピソードが面白い。 「○○という概念を作ったのは△△だけどその言葉を考えたのは☆☆で」とか 「ノイマン型コンピュータを考案したのはノイマン自身ではないかもしれない」とか 「同じ理論を別の人が独立に発見していて」とかそういう話を読むと, 彼らが最先端を切り拓いていたのだということを強く意識させられる。 また,この本の先にある世界についても語っていて, 勉強したい気持ちを呼び起こされた(前述のフーリエ級数に限らず)。

新年度の仕事のためということで何冊か平行して読んでる。 『デールの視聴覚教育』(エドガー・デール)と『直観・創造・学習』(J.S.ブルーナ著)は視聴覚 教育を考える上で読んでおきたいと思って,鶴舞図書館から借りてきた。 借り出し期間を延長してしまったので, もし借りたい人がいたら2週間待ってほしい。

その次に読んでおきたいのが『創造工学入門』(中山正和著)だ。 読んでいくと,市川亀久彌先生の本を何か読んでおいた方がいいような気にさせられる (そんなわけで『独創的研究の方法論』の増補版をamazonでポチった。 『創造性の科学』は何度でも読み返したい)。 そのあたりの本は,本校の図書館にも欲しい気がするな。 提案してみようかな。

こいつらを片付けて,早く『プレイフル…』を読みたい。

2012/12/30(Sun)

腰痛の原因をさぐる

このブログに「健康」カテゴリを作った方がいいんじゃないかという気がしてきた。

最近腰痛がひどい。その理由として,カバンが重いということがあるのかもしれないと思った。 以前,カバンをテーブルの端にひっかけるフックを選んでいたときに, 耐荷重が十分なものが店頭で見つけられなくて,アマゾンで買ったということがあった (下に表示してあるやつ。15kgまでOK)。 そのとき店のはかりを借りて測ってみたら10kgちょっとあったんよね。 店に並んでるのは耐荷重5kgくらいまでのしかなかった。

荷物を整理して軽量化をはかろう, そう考えて一つ一つ重さを測ってみた。 一番重いのがパソコンであることは当然なのだけど, クロッキー帳(マインドマップやアイデアメモのために持ち歩いてる)が案外重いんだな,235g。 しかし,集計してみたら5kgくらいしかなかった。あれ,こんなもんだっけ。

そういえば普段は本を何冊か持ち歩いてるんだよな,と思って測ってみたら,これが案外重い。 そうか,こいつのせいか。 Androidのタブレットは最近持ち歩いてないけど,あれも500gくらいあるんだよな。 そう考えるとKobo touchの200gってのは大したもんだ。

Kobo touchといえば,さっき同期したらアップデートの通知があって, 「英和辞書を追加しました」とのこと。 これはとてもありがたい。 でも本文中でドラッグして単語を選択するのは難しいから, キーボード入力もできるようにして欲しいなあ。 自炊本のこともあるし。

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2012/12/29(Sat)

新しいタブレット

といっても私のではない。 かみさんへの誕生日のプレゼント。 ドスパラのAndroidタブレットでAndroid4.1だ…と喜んだものの, Google Playがない。 一応,別のマーケットは用意されているのだが, 欲しいアプリが見当たらない(Gmailアプリさえ)。 仕方ないのでrootとって,いろいろ入れてみた。

rootの取り方がわかったから,自分のタブレットもいろいろやってみようかな。 中華PADだから,漢字が中国の文字になってることがときどきあるんよね。

2012/12/28(Fri)

仕事納め

今日で仕事納めということにする。 まあ明日からは自宅で原稿書いたりはするわけだが, 職場に出てくるのは年内は今日までということにするつもり。 昨日と今日はたまっていたプリントをひたすら整理していた。 もう細かい分類はヤメ。 時系列でどんどん積んでいって,あとは振り返る必要のあるものだけ付箋でもつけとけばいいや, って感じの運用に変更する。 私みたいなズボラな人間が,細かく整理しようと思ってたことが間違いだったのだ。 生徒にはプリントを配るときに「ページ確認したらすぐ綴じるんだぞ。授業終わってからで いいやとか,まとめてでいいやとか,そんなこと思ってバインダに挟むだけになっちゃうと 絶対散らかるからな」と言っているのだが,言ってる本人が実践できてなかったということだ。 うん,私の言ってきたことは正しかった。

教師の不足

小泉力一先生の 「高校情報科の10年,課題は教師の不足」 という記事が話題になっている。

私は幸運にも情報に専従できているが(学年12クラス規模の学校なので), 多くの学校ではそうではない。 そのために,情報で実践を重ねてきた先生が情報科からはずれることも起きている。 公立では転勤などの異動があるからなおさら情報科に専念することは難しい。

研究会についても状況はひどいものだ。 あれだけやれている神奈川でさえ, 個々の教員レベルでは身動きが取れない人もいるという。 愛知県はとてもじゃないが,比べられるようなレベルではない。 公立側には研究会をどうこうしようという動きがまったくないのだ。 よっぽど草の根で騒いでやろうかとか思ったりはしているが, 体調も含めて簡単にできる状況ではない。 公立側のいろいろな人の頭を飛び越えた動きで反感を買ってしまっては, 結果的にうまくはいかないだろうし。 それでも来年度はCE研を名古屋市内の高校でやろうという案が出ているので, それに便乗して何かぶちあげようかと思わないでもない。 私費で県内の高校(200ちょっと)の情報科教員宛に案内(+α)を送りつけるとか。 既に

3週間の促成栽培免許ということはずっと言われ続けているが, その人たちの温度差は大きい。 熱の冷めた人はもう元に戻ってもらって, 熱い人と新しい人だけでなんとかしようという動きになってくれればといつも思う。