不定期戯言2

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2009/07/16(Thu)

PENアプレット

ドリトルの中の人が PENアプレット 化しつつある,ということが評判になっている。 グラフィックウィンドウも開けるので,昔作った ビュッフォンの針円周率を求める シミュレーションのプログラムも動く。 これには PENの中の人 も驚いているようだ。ソースを見られて恥ずかしいとも言っているが, そもそもソースを公開してなければこういうおもしろい動きは起きなかった。 そういえば辰己先生に初めて会ったときに 彼が「Wnnのパッチ書いたけどどうしたらいい?」と吉田智子先生に相談してて, 「この人かっこいいなあ」と 思ったのだった。 プログラムがわかるとこういう楽しさに首をつっこめるんだよ, ということを子供たちに伝えたいなあ。

ただの集計?

某所から,集計プログラムを作ってくれないかとの依頼がきそうだったので, 人を通じて断ってもらった。 基本的には縦横を計算するだけなので,そのプログラム自体は何も難しくない。 ただ,集計するからにはそれをデータとして使いたくなるはずだ。 そのためには漠然と数値を貯めていくのではだめで, 方針をつくるためにはけっきょく業務を知らなくてはいけない…となると, 本業でじゅうぶん手一杯なんだからそんなことやってる暇なんぞないわけで。 それに アドミンティーチャーズ勉強会 でも思ったけど,システムを内製できるくらいに要求をまとめてないと ろくなものはできないと思う。だから断った。

2009/07/13(Mon)

あれこれ

授業で使っている PEN

ソースをいじりつつ 中の人 に相談。 私は文字コード指定を直書きすることで対応したが, 彼は設定ファイルで指定できるようにしたものを作ってくれた(1.17p4)。

某所ではPENについて別の試みが行なわれているが, この先はどうなるだろうか。グラフィックウィンドウをどうやって開くのかとか 私にはわからないので何とも。

後輩が「FreeBSDでlpdの設定してるんだけどうまくいかない。 参考になるいい本はないか」というので「CUPSにした方がいいのでは」と答えておいた。 私ももうlpdの設定なんて忘れてしまった。

TeXユーザの集い2009 に参加申し込みをする。 この夏の東京行きはこれだけかな。

2009/07/04(Sat)

ちょっと嫉妬

奥村晴彦先生が, CE100 の懇親会で一松信先生とお話をされたとか。 私は奥村先生が 雑誌に書かれたTeXの紹介記事がきっかけでパソコン通信に手を出して, いろいろあって今に至るので, 氏の影響で道を踏み外した(ただし,おもしろい方に)と公言している。 しかし実は高校生のときに読んだ一松先生の『教室に電卓を』にも強く影響されているのだ。 私は当時ほとんど図書館に寄り付かなくて, 在学中に読んだ希少な本の一つがそれだったのだ (ちなみにもう一つは『教室に電卓をII』だった)。 その意味では,人生踏み外しの原因は奥村先生だけでなく, 一松先生にもあったということになりそうな気がする。

あれ,検索してみたら『教室に電卓をIII』というのがあった。 これって…

2009/07/03(Fri)

教育情報化コーディネータ

3級に合格したとのメールが来た。 わからなくてうろ覚えで答えた問題がかなりあったのでダメだと思っていたのだが …やはり少しは勉強してから受けるべきだったなあと後悔はしている。 Bブロック(学習や学校教育を中心とした問題)の評価がBだったし。

2009/07/01(Wed)

どっちに行こう

同業者の何人かは, きちんとしているために苦労しているなあと時々思う。 私みたいにいい加減だったら楽なのに。

職場の日誌を書かなくなって久しい。 おそらく新しい校舎で仕切り直しをしたいと思っているのだろう。 自分の思いなのに「だろう」というのは頼りなくも見えるが, こういうときの直感を私は信用している。 いろんなことが激しく動いているときなので記録としては面白いのかもしれないけど, 勢いを落としたくないという気持ちも少しある。

娘に薦められて読んでいるラノベが殺伐としているので, 清涼剤代わりに『リズム』『ゴールド・フィッシュ』 (森絵都著,角川書店)を読む。 「好き」と「愛」や「恋」は別方向なんだろうな,とは思う。 私もロッカーでいたいとも思う…なかなか楽器に手を伸ばしていられないけど。

2009/06/28(Sun)

あれこれ

ハンガーストライキという暴力的な手段に出てしまったら, せっかく積み上げてた思いやなんかやかがすべて台無しだよなあ, てな独り言をいいながら鳥はむを仕込む。

今日は試合の引率だったのだが, 待ち時間がやたら長かったので新書をぱらぱら。 『情報って何だろう』(春木良且著,岩波ジュニア新書457)はジュニア新書 だけあって生徒によませたいとも思ったが,歴史的なことなんかは私自身かなり 勉強になった。ワーテルロー・スクープとか,FAは成功したけどOAは成功しなかったこと とか,アメリカン航空が「うまく」やったこととか。

やっぱりこれは大人も読んだ方がいいんじゃないかな。

ここでいう情報処理は…いわば情報の変形であって,新たな情報の創造ではありません とかわかってない人がごろごろいるし。

『凡人が一流になるルール』(齋藤孝著,PHP新書603)はささっと読む。 偉業をなした6人の仕事の習慣を,ミニ伝記仕立てで紹介している。 いくつかはなるほどと思うし,いくつかは納得できないし, いくつかは既に自分のルールであった。 確かに十代に読む伝記とはまた別の意味があるな。

『差がつく読書』(樋口裕一著,角川書店)で語られる「読書」はとても現実的だ。 「実読」と「楽読」の区別とバランス,そしてそれぞれの方法については お上品なお作法を守って時間を無駄にしないように, でも決していい加減な読み方にならないように考えられている。 私にとっては新鮮な視点がいくつか示されていて, 「なるほど,そのような読み方をしたら楽しかろう」と思わさせられた。

おや,末尾の「私の読んできた百冊」にイリイチの『脱学校の社会』が。 これも縁か。

それにしても,この本に限らず一部の「実読」書に対して思うのだが, 「大事なところをゴシックにする」のは見苦しいからやめてほしい。 あんなことされたら線ひいて読むのに邪魔なんだ。 三色ボールペンを構えていざ読もうとしたら, 既にゴシックになっていて萎えたこともある(しかもそれが齋藤孝氏の本だった)。 どうせやるならアスキーの256本くらいのことをすればいいのに (『腐女子彼女』でも可)。

2009/06/19(Fri)

解像度

今日の授業で解像度の話がでてきたので, 紙とディスプレイの解像度に差があるから 「ワープロで文書を打つときに画面でしっかり確認しているのだけど, 印刷してみると一瞬で誤字に気がつく」という話をした (『人月の神話』にも書いてあったような気がする)。 そしたらIRCで「エロ本とDVDの解像度の差」という話が…その手があったか!

2009/06/17(Wed)

iMindMap本とか

もうすぐ『パソコンで広がる思考の翼 iMindMapではじめるマインドマップ』 (伊藤賢著,インプレス)が6/26に出るというので, さっそくアマゾンで予約した。

New’s Network の新刊も6/25に出るようだが… 俺,期末テストの問題が作れたら栄のとらのあなに行って買うんだ…。

2009/06/15(Mon)

日本語組版処理の要件

W3Cが 日本語組版処理の要件 を公開したことが スラッシュドットジャパン で取り上げられている。 斜め読みしてみたが, 途中でケータイ小説に言及してたり, 小説は縦書きでないと読めない人がいるなんて書いてあったり, あげられている例なんかにも実装側が楽になるということだけでなく実際の 状況を認めた上で書いているように思われた。 こんなの実装する人は大変だなあ, TeXのやってる減点方式ってのは理にかなってるな, 私が今まで書いた印刷ソフトはなんて手抜きなんだ(比べるなよ), なんてことも考えたり。