ムスカ風に
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最近PyPENの方にばかり手を入れていて, WaPENがすっかりほったらかしになっていた。 そこで一念発起して, PyPENから逆に実装できるところをWaPENに移植してみた。 SSS2021のときに中西通雄先生に「DNCLの仕様書が新しくなってる」と指摘していただいたことも踏まえて, 割り算の記号などはそれに合わせてみた。 まだ動作確認は甘いが, ある程度動くようにはなっている。 しかし過去との互換性はさっぱり切り捨てることにした。
主な変更点は次のあたりか:
変数宣言をできなくした。変数自体は型をもたない。 入力では型を指定するようにした。「aに整数を入力する」など。 PyPENの構文は適当に取り込んでいる。「6個の0」などで配列の初期化はできる。 識別子の全角英数を半角にするかどうか,グラフィック命令の英語/日本語,自動採点の表示/非表示だけを設定項目として残した。 マニュアルがまだ全然直せていないなあ…。 いずれそのうちとか言っているとまたほったらかしになるから,早めにやるか。
GitHubは更新したが,自分のサイトのはまだ直せていない。
生徒がメールを外からiPadで送受信できるようにする話。 どうせパスワード忘れが頻発するので, moodleで作った授業用サイトに全員を登録して, パスワード変更を外部からでもできるようにする。 こういったことができるのも, アカウント管理を自前でやっているからだと思う。
前に送ったpatchをrevertする旨の連絡をいただいた。 作者として本来こうしたいという方向と違ってしまうということらしい。 そういうことであれば十分納得できる話だ。 わざわざ連絡をくださったことが嬉しい。 お礼に直し忘れたところを指摘するパッチを送っておいた。 自分のところでやりたいことは運用でなんとかできる。
ソフトウェアを公開で作るということは, こういう調整役をやるということでもあるということだ。
最近 Face Depixelizer というのが流行っているようだ。 写真のモザイクを取り去るというのが本来の目的らしいが, CGからどんな顔が「生成」されるかというネタで大喜利状態になっているようだ。 そこで私もいつものアイコンから画像を生成してみた。 これは…できすぎではないかな。 もともとギザギザな画像だからそれがモザイクっぽく処理されたのだろうか。

今年もオンライン。 座長をなんとか終えたあと,自分の発表。 「DNCL2(仮称)の学習環境の実装に関する考察」 というタイトルで, DNCLの過去を振り返りつつ, DNCL2(仮称)の学習環境に思いを巡らす… というはずだったのだが, やはりPyPENをどうしようかという話になってしまうのだった。
発表するとやはりいろいろなご意見をいただけるのがありがたい。 DNCLの仕様書と呼ばれるものがアップデートされていたことを見落としていたのは確かに手落ちだった(ご指摘感謝>中西通雄先生)。 また「このような擬似言語を使った教育は他国で行われているのか」という観点は確かに教務深い。
今回やったのは
配列に整数をかけることで繰り返しを表すことにした 「aの要素bについて繰り返す」の構文 かな。 SSS2021の原稿を書いた時点ではこれらはなかったのだけど, 勢い余って実装してしまった。