やまもとさをんさんのブログに「『イラストが描けないからマインドマップが描けない』なんて,ホントはあなたは思っていない」という記事が出ていた。「イラストが描けないって,本当はやりたくないから言い訳にしてるだけでしょ」とズバッと斬りつけている。よく言った!
いつも思うんだけど,「○○したいんですけど,何から始めたらいいのかわかりません」という質問って,たいていはそういう嘘だ。本当にやりたい人だったら,わからなくても何か始めてしまうものだ。もちろんそれは正しくなかったり効率が悪かったりするもんだけど,でも動き出さずにはいられない。最短コースを歩けば確かに早いんだけど,どのコースでも進んでしまえば「コースを選ばずに止まっている」よりずっと早い。
生徒を見てると,完成品ばかり求めてるような面が強くて,気持ちが悪いことがある。竹本泉の『てけてけマイハート』で,家の間取りを(普段PC使いまくってるお母さんがCADとか使わずに)手書き図面でやってる理由を「試行錯誤の経過が残らないといい家にならない」みたいに言っていた。ノートでも試行錯誤は残っていいんだけど,なんだかその部分さえキレイに残したいみたいなところがあるし,キレイなノートをよしとする記事もある。バカみたい。試行錯誤なんてぐちゃぐちゃに決まってる,ぐちゃぐちゃはぐちゃぐちゃに書くしかないんだ。ノートにしても教室にしても「間違っていいスペース」だということの方が,キレイであることよりもずっと大事なこと(もちろん教室美化というキレイは大事)。
コメントの受付は終了しました。