なれるSE
授業が終わってからある生徒に「先生はラノベ読みますか」と聞かれた。「『なれるSE』は面白いと思って読んでるけど,それくらいかな」と答えたのだが,そういえばハルヒも出てるやつは全部読んだのだった。忘れてた。すまん。
『なれるSE』(夏海公司著)を知ったのは,職員室に生徒から取り上げたと思われる一冊が置いてあったから。その場でじっくり立ち読みをして,すぐに続きを買い揃えた。このシリーズ,情報教育関係者に受けがいいように思う。私は私でいろいろ思い入るところがあって,続きが出るのを楽しみにしている。
特にぐさっと来たのは,2巻の終盤で姪乃浜が過去を語る場面。コミック版だと18話か。私以外誰もできない対応をこつこつ積み上げて,非定型フローを山のように作り上げて,それで─」破綻しました
というくだりが他人事じゃないなと。もちろんそうなってはいけないということは教科書的にはわかっていた。わかっていたつもりだった。でもこうやって物語で表されると,怖いわ。実際,それ以来ドキュメント化できるものはできるだけそうしようとしてるもんな。
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