成長から成熟へ
『成長から成熟へ』(天野祐吉著)を手にとって読んだのは,やっぱり本屋さんが作った何かの流れなんだろう。ちきりんさんの『ゆるく考えよう』からストレートにつながっている。
大量生産・大量消費によって経済を発展させてきたメカニズムのいびつさが書かれている。買い替えの需要を迫るために仕立て上げられる演出があるということなのだが,そう言われてみると私にはその「ちょっとでも良いモノ」への欲求が乏しい。必要な分を充たせばそれで満足してしまうことが多いのだ。それは余計な欲求をもたらさないという点ではいいことでもあるのだが,一般受けする要素というものがわからない。ひねくれて言っているのではなく,ほんとうにわからないのだ。たとえば職場のWebサイトは私がWordPressを触り始めてすぐに作ったものが原型になっている。そのデザインが良くないとはよく言われるのだが,どういうのが「いい」のかさっぱりわからない。
(追記)「クリスマスの約束2013」でWhat the world needs now is loveが流れてきた。実は今までサビしか聞いたことがなかったのだけど,まるでこの文章を書いていたことを知っていたかのような歌詞だ。Lord, we don't need another mountain.
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