不定期戯言

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2012.09.24 (Mon)

芸術実行犯

・アイデアインクつながりということで『芸術実行犯』(Chim↑Pom著)を読んでみた。ふむ,アートのやつらはすごい。いかにも「アートでござい」ということをやりたいのではないのだな。その意味では,自分は自分の仕事で同じように世間に関わっていけるのだろうとも思う。そう考えると少し勇気がでてきた。ただ,今しばらくはエネルギー切れだ。

コメント(2)

だきわ wrote at 2012-09-25 11:13:

Chim↑Pomさんて先日ワタリウムで色々やってた人かな。

わたやん wrote at 2012-10-02 11:56:

私はこの本で初めて知りました。

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2012.09.02 (Sun)

夜と霧

・昨日本屋に立ち寄ったときに,衝動的に「夜と霧」を買ってしまった。電車の中で「クリスタルナハト」を聴いていたせいなのかもしれない。でもいつか読むことにはなっていたんだろうな。

コメント(1)

だきわ wrote at 2012-09-03 09:14:

北杜夫の「夜と霧の隅で」かと思ってしまったよ。
「夜と霧」の方ね。

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2012.07.16 (Mon)

ジョブズ伝説

・『ジョブズ伝説』(高木利弘著)をようやく読み終えた。アップル製品のファンが今までいろんな製品に深い思い入れを持っていたのは,こういう背景があってのことなのだろうなあ。私自身はアップル製品をまったく使っていないのだけど,自分なりの考えで「テクノロジとリベラルアーツ」を求める考えには行き着いたつもりだ。

・iPadはまだ「ダイナブック」になりえていない,という指摘もおもしろい。といっても,別にAppleをdisっているわけではない。この世にまだ「ダイナブック」は存在していなくて,iPadはそれに近づいているにもかかわらず…という話なのだから。

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2012.05.03 (Thu)

陽だまりの彼女

・一週間くらい前,本屋に平積みにされてやたらプッシュされていたので買ってきて,その日のうちに読みきってしまった(日付は変わってたけど)。『陽だまりの彼女』(越谷オサム著)。表紙に惹かれたのかもしれない。この話はネタバレしてしまうとぶち壊しなのでその点について触れずに書くけど,まあシンプルな話ではある(帯はミステリ要素がどうとか書いてたけど,その煽りはむしろ興ざめ)。そういう話だったのか,と思い返してみると,いくつもいくつも伏線があった。たまにしか小説を読まない私にしてみれば,十分楽しめた。かわいらしいお話だと思う。

・でもかみさんにはあまり好評でなかった。本読みな人にとっては,シンプルにすぎるのかもしれないなあ。

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2012.04.25 (Wed)

動員の革命

・ようやく『動員の革命』(津田大介著)を読み終えた。この本を読むにあたって考えていたのは,ソーシャルメディアの起こしたムーブメントが2ちゃんねるの起こしたそれとどう違うのかということだった。なるほど,ネットで何があっても,結局それだけではムーブメントではないということか。「社会」にもの申すには,そのためのプロトコルを守らなくてはいけない。何かのデモをやった人たちが「報道されない」ことに文句を言っていたことがあったが,デモにはデモのプロトコルがあるということだ。2ちゃんねるから発生した動きの多くは自分たちの満足に向けられたものでなかっただろうか。その「ノリ」に「社会」の側が自分からついてくるべきだというのは,確かに無理がある。ついてくることを望むのなら,ついてこられるように,ついてきていいように手はずをととのえなくてはいけない,それがプロトコルというものだ。

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久しぶりに

・実に久しぶりに小説を買った。ほとんど表紙につられた感じ。帯はやたらと「感動」を強調するのでちょっと辟易するのだけど,でも冒頭をさらっと見た感じではとっつきやすそうな気がしたので読んでみる。もう2/5くらい読み終えた。なんというか,リア充爆発しろってあたり。

コメント(2)

だきわ wrote at 2012-04-26 11:50:

そちらの娘さんが爆発しないことを祈ります。

わたやん wrote at 2012-04-28 07:41:

結局一晩のうちに読みきってしまいました。いいお話でした。

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2012.04.10 (Tue)

アスペルガーの館

・「アスペルガーの館」(村上由美著)を読んだわけだが…なんだか思い当たる節がありすぎる。複数のことが同時にできなかったり,言葉の含みを理解できなかったり…といってもその程度は(この本で描かれている話に比べて)軽いものであるし,一種の演算めいた表面的な対応を訓練によって身につけてきたところもある。言葉を言葉通りに解釈しすぎるという面は,数学やプログラミングには好都合だった気もするな。

・自分にはたぶん何らかの不具合があるのだろうとは思う。だからといって何もかもが台無しになるのではなく,それも含めた自分というものとのつきあい方があるのだろう。

コメント(3)

たろ wrote at 2012-04-11 13:12:

アスペルガーは症例の範囲?が広過ぎて、多分健康でも不安になります。
症例を参考に「悪い癖を直す」程度の付き合い方が楽かも知れませんよ。
生意気言ってすみません。

わたやん wrote at 2012-04-11 23:38:

まあ自分が該当してるかということのYes/Noはどうでもいいんですよ。とりあえず今こういう傾向がある,その自分をひきずって生きていくしかないのだから,たろさんがいうように「付き合」い方を考えるのがいいんだと思います。

だきわ wrote at 2012-04-12 14:58:

僕はどうなるのかわからんけど、何とか折り合いを付けて生きています。

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2011.12.21 (Wed)

自炊代行業者が提訴される

・報道によると,自炊代行業者が提訴されているらしい。個人的には「代行」ということで著作権法第30条に触れる可能性はあるかもしれないと思っているので,そのこと自体は批判しない。ただ,訴えてる側の人たちの中には,自炊は本をだめにするみたいな言い方をしてる人がいるのが残念。たとえば私は本に書き込みもすればページも折る。そういうのが嫌いな人もいることは承知しているが,私にとっては本をしっかり読みたいからやっていることなのだ。自炊だって,本を何冊も持ち歩くのが大変だから,本を溜め込むスペースには限りがあるから「読むために」仕方なくやっていることだ。そういったことは,本に対する私の愛情なのだがなあ。

・電子書籍がないから自炊代行を依頼することについて「売ってないから盗むのか」とか言ってる人もいるらしいが,それはただのバカだろうって気はしてる。大抵の自炊者は自分の持ってる本を自炊しているのでないか。決して盗んでなどいない。もちろん裁断の終わった本をオークションで売ったり買ったりとかのことは話が別。訴えたければブックオフとまとめて訴えてみればいい。

・もちろん,現状の本の物理的な形態に対する思いは私にもあるのだ。本屋さんに並んでる本の並びや帯が乱れていたら勝手に直したりもするし,カバンに本を入れるときに上下反対に入れると頭に血が下がるみたいで気持ち悪いから向きを直したりするし,古書の類をさわらせてもらうときには紙を傷めないように気をつけてページをめくる。

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2011.11.27 (Sun)

星海社新書

・しばらく前に『武器としての決断思考』(瀧本哲史著)を読んで,昨日『仕事をしたつもり』(海老原嗣生著)を読んだのだが,この星海社新書って9月に始まったシリーズなのか。まだ新しいんだな。サイトを見ると,もっと若い人をターゲットにしてる感じかな。

・『武器としての〜』はディベートの方法を用いて,根拠のある決断をする話。『仕事をしたつもり』はまあタイトルの通り。それぞれ画期的な話は特にないのだけど,テーマにそって整理されているのがいい。

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2011.11.10 (Thu)

デザインセンスを身につける

・こないだ読んだ『デザインセンスを身につける』(ウジトモコ著)。書かれているのが美術的な話とかだったらまったく気にとめないんだけど,冒頭はFacebookやTwitterのアイコンの話だったので興味をひかれた。私は至るところで例の似顔絵を使っている。下手な写真よりも似ているという評判があり,「あのアイコンのわたやんさんですよね」と声をかけられたことは何度もある。そういう意味ではこのアイコンですごく私は得をしている。これがむさ苦しい写真だったり,猫の写真だったり,デフォルトのままだったりしたらどうだろう,そんな風だとどんないいこと書いててもノイズにしか見えない,「伝わってなんぼ」の世界でそれじゃあ…と言うのだ。

本の中盤では見せるための技術も述べられているが,最後にはその見せる「モノ」についてよく考えるということに帰ってくる。そういった根本を見直すことをせずに,表面をごまかして見せるだけの「デザイン」をやってもお寒いだけだと。

・そんなこととは関係なく,ふと目についた『ディック・ブルーナのデザイン』(芸術新潮編集部編)を買ってきた。ミニマムな表現はブックデザインをしていた頃からなのか。そういえば秋月りすの『OL進化論』もシンプルな線で細かい違いを描けてるよなあ。

コメント(3)

だきわ wrote at 2011-11-11 06:05:

ブルーナさんの住んでいるユトレヒトは、結構ごちゃっとした町なのね。
もちろんリートフェルトみたいな建築もあるんだけど基本ドムを中心としたキリスト教的な町。
その中でよくあの単純な線を作りあげてると思います。

わたやん wrote at 2011-11-13 19:34:

この本に終わりの方に街の写真がありますけど,石畳が似合う感じですね。日本とは違う感じ,なんか別の時間みたいなものがあるような気がします。

だきわ wrote at 2011-11-18 16:33:

確かにゆったり流れてそうです。
駅はメチャクチャ近代的なんですがね。いつか冬に行ってみたいです。
新婚旅行ではリートフェルトのシュレーダー邸に行けなかったので。

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