不定期戯言2

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2011/04/09(Sat)

やんざむUI祭り

正しくは「Android Layout 勉強会@蒲郡」か。 行きの電車の中ではずっと『Android Layout Cookbook』(あんざいゆき著, インプレス)を,アンダーライン引きながら読んでいた。 あんざいさんは今日の講師,勉強会直前にサインをいただいた。

勉強会はハンズアウト形式。 Javaのコードは一切いじらず,リソースに手を入れる。 色の即値には名前をつけてしまって,それ以降はすべてその名前で呼び出すという方針を 一貫する。これはいい。配色の差し替えは最初の即値部分だけやればいいだけだ。 kuler (AndroidのColor palというアプリも紹介された)のことも含めて, Webサイトの色デザインにも活かしたいと思うのだが, CSSで同じことをするのは無理っぽい気がするな。

ボタンのカスタマイズからは指定項目が膨大なのでさすがにコピペに頼った。 資料に

テストしている端末のデフォルトテーマがあっているからといってそこだけカスタマイズしないと,別の端末になったときに世界観がくずれてしまいます とあって,「世界観とは大げさではないか」と最初は思ったのだが, カスタマイズが進んでくると,なるほど,確かに統一されてない部分に違和感を持ってしまう。 そんなわけでこの部分は消化不良ではあるのだが,参考資料としてあげてある themes.xmlstyles.xml を見ればいいということだ。 今回の勉強会は,この資料を使うことへの橋渡しとも言えるのだろう。 おかげでこのxmlや,前述の本を読むことへのハードルがだいぶ低くなったように思われる。

2011/04/02(Sat)

操作教育というけれど

1ヶ月前に情報処理学会の 第73回全国大会 に行ったときの話を書きそびれていたのだが, 書かないのはもったいないので今更ではあるが書く。 お目当てはイベント企画のシンポジウム「情報処理学会の皆さん,間違っていませんか?」。 プログラミング教育については賛否あって,私も一つ発言しておこうと思っていたことがあったのだが 流れを止めかねないのでだまっていた。そのことをここに書いておく。

言いたかったのはこういうことだ:

ExcelやWordの操作教育が否定的に語られることは多いし, それについてはおおむね同意する。 しかし,実は数学の授業はとおの昔に「操作教育」に陥っているというのに, なぜかそのことが話題にされることはない。 たとえばこんなエピソードがある。

√9=3,√12=2√3というような計算は間違いなくできるし, 二次方程式の解の公式も正しく使える生徒がある日 「ところでこの『√』ってどんな意味の記号なんですか」と漏らした。 つまり公式や解答のテンプレートの空欄を埋めることが勉強の主な目的になっているのだ。 これが操作教育でなくて何だ。 私は自分で答えや正しさを確認できることが数学の楽しさだと思っているのだが, 前述した生徒(に限らず多くの生徒)にとってはそうではなく, 持ち合わせの答案テンプレートを組み合わせて空欄を埋めることで採点者の評価を得るものになっている。 数学がその体たらくである現状で,私が生徒達に味わってほしい「楽しさ」に近いところに あるのはプログラミングくらいじゃないだろうか。 だって,自分で答え合わせができることって他にあるかい? そういったことから,正しい勉強を思い起こさせることも本当は必要なはずだ。

2011/03/19(Sat)

Beat goes on

震災の影響を直接には受けていないこの地域でも, いろいろな要因で気持ちが沈んだりはする。 傷ついている人がうつむいてしまうことは仕方ないのだけど (それがいいと言っているのではない。疲れたときにうつむいて休む自由くらい許せというだけだ), 傷ついていない人までうつむかせようとするのは間違っている。 京都大学の卒業式でコスプレを禁止しても,誰も元気にならないだろう。 NHKは2355を復活させてほしい。

数日前, 佐野元春オフィシャルファンサイト に佐野氏が「それを『希望』と名づけよう」という詩を寄せているということを聞いて, さっそく読んだ。保存もしたし,プリントアウトもした。 最後の

余震は続く の行にいろいろな意味が読み取れる。 ネガティブなもの,ポジティブなもの。 いずれにしても,ビートは続いていく。

2011/03/10(Thu)

地震

とんでもないことになっている。 仕事中,なんだかゆっくりした長い揺れがあったので,工事の関係か,めまいかと思っていたらこの惨事。 帰ってみるとTVはこの話題ばかり。宮城の友人は大丈夫だろうか。 twitterやIRCを通じて何人かの様子がうかがえるという点で,ネットはありがたい。 もちろん連絡や反応をよこすのは無事な人であって,それどころではない人が何の反応も返せないでいることが心配。

twitterでデマを流すやつがいて,それを(善意で)拡散してしまう人がいるのはもちろん想定の範囲内。 TVでもtwitterの話題がでるし,局によっては動画サイトを通じて番組を流しているという。 不謹慎ではあるが,仕事柄この状況に興味を持ってしまう。

2011/03/01(Tue)

数学ガールが入試問題に

「数学ガール」が 佐賀大学の入試問題 に使われたらしい。私はまだ小説を読んでないのだが, マンガ版について思ったのは,数学好き,あるいは数学の方法でものを考える人の 考え方がよく表されているということだ( 前にも書いた が)。そこで思ったことなのだが,昨日書いた 一般教養としてのプログラミング って,プログラマ「的」な考え方を身につけるということでは「数学ガール」と似てるんじゃないかな。 つまり結城さんが「プログラミングガール」を書いてくれれば…。

というのは,「数学ガール」はガールを取っ払った部分も十分におもしろいから。

2011/02/28(Mon)

一般教養としてのプログラミング

26日の 研究会の話 の続き。きちんとまとめられてないけど,時間おくと勢いなくなるから。

プログラマになる者を育てるためのプログラミング教育はそれはそれとしてあるけど, 多くの者は開発を仕事でやるわけではない。しかし開発者に仕事を依頼する立場に なる者は決して少なくないし,そのときにきちんと話ができるためにはプログラミングが どのようなものか知らないわけにはいかないだろう,というのが研究会の趣旨であった。 業務をわかっていればシステムの要求定義ができるということにはならない。 たとえば学校で教務のエキスパートがDBの設計をやれるかというと, おそらく単年度とか単学年で使い切るものならできるだろうけど, 年度や学年,カリキュラム改訂をまたがったものを作れる程度に抽象化することはできないだろう。 もちろん受注側が業務を完全に把握しているわけもない。 発注側も受注側も,それぞれの想像力でミスコミュニケーションの穴を埋めようとしてしまい, 不幸な結果を生む。 アドミンティーチャーズ で校務システムを内製する話が出るのもそれを避けるためだ。

そのためにプログラミングを体験することは正しい。 「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」というクラークの言葉通り, ITはややもすると魔法扱いされてしまう。 それを現実の科学に引き戻すための教育だということだ。 しかしここで一つひっかかることがある。 生徒達が授業で作るプログラムのレベルと,普段接するプログラムのレベルには相等のギャップがある。 そのギャップの大きさが再び魔法の壁を作ってしまうのではないかということだ。 かといってそのギャップをきちんと埋めるような教育をするのは本筋ではない。 うまい方法で軽く飛び越せないものだろうか。 たとえばEclipseやVisual Studioでのポチペタプログラミングの体験なんか役に立たないかな。

New's Network復活

New’s Network の更新が2ヶ月近く途絶えていた。前にもいきなり入院したり, いきなり事故にあったりということがあったので心配で毎日覗いていたのだが, 今日ようやく更新された。ほっとした。 マンガの登場人物は度を増してダメな人になっている。だがそれがいい。

どうやら入院していたとのことで,実際今回はかなりヤバかったらしい。 私も最悪のケースを考えなかったわけではない。 しかしネットでつながってる相手って, こういう感じでフェイドアウトすることもあるんだよな。 実際 楊柳先輩のこと もあったし。自分もそうならないと限ったわけでもない。

2011/02/27(Sun)

「プログラミング教育と倫理」研究会

26日に日本情報倫理協会と教育システム情報学会関西支部の共同主催で 表題の 研究会 が開催されるというので西宮まで足を運んだ。行ってみると何人か顔見知りが。 開催趣旨にあるように,開発者にはなる者は少ないけれど, 業務システムの導入・修正などの際には開発者と話をすることになる者は多い, そのときにきちんと話ができるために 身につけるべき素養はいったい何であるかということに興味があったからだ。

話を聴いて自分なりにいろいろ考えたことがあるのだが,まだ文章に書けるほど まとまってはいないので,詳細は後日改めて。 今日のところは周辺の話をメモ的に記しておく。

OSC福岡2010 での長崎県庁の島村氏の 資料 は興味深い。このアプローチが有効なのは行政に限らないだろう。 今回の研究会の中心話題は,こういうことができる人材を育てることだと思う。 決して楽をすることにはつながらない,でも正しい仕事のために必要なことだ。

帰り道に一発屋で三丁目を食べてきた。確かに辛いのだけど, ただ辛味だけを強くしたものではないので食べやすいし,後に響かずすっきりしている。 今度は四丁目を試してみようかな。

いただきます ごちそうさまでした

往復とも在来線だったので本がよく読めた。 『やさしい情報整理学』(かいきよみち著,社会思想社), 『自分の頭で考えるということ』(羽生善治・茂木健一郎著,大和書房), 『仕事に活かす!マインドマップ』(主藤孝司著,PHP研究所)の順番に読んだのだが, うまく内容がつながっていった。私の思考・勉強のスタイルって多分に昭和だなと思ってはいるのだけど, それにはそれの良さがあることを再確認した。 このことについてもいつかまとめてみたい。

2011/02/21(Mon)

鳥の記憶

ふと思い立って,30年くらいタイトルがわからないままの歌の歌詞でぐぐってみた。 イルカさんの歌で,ラジオで何回か聞いたけどエアチェックしそびれた曲。 どうやら「鳥の記憶」らしい。「ボヘミアの森から」に収録されているのだけど, 中古ですごい値段がついているのでマキシシングルを買うことにした。

2011/02/20(Sun)

授業改革フェスティバル

久しぶりに数学教員の立場で。 「統計環境R」というタイトルでレポートをしてきた( プレゼン配布資料 )。緊張して手がガタガタに震えていた(比喩でなく)のだけど, 言いたいことは言えたと思う。Rを知ってるという人は少なかったのだけど, あれだけ簡単に箱ひげ図が描けるのなら,というコメントをもらえたのでまあ良かったかな。