新解さんの謎
今さらではあるのだけど「新解さんの謎」(赤瀬川原平著,文藝春秋,ISBN 4-16-722502-6)を読んだ。仕事が終わって職場のそばにできた本屋に入ろうとしたらたまたま学校帰りの長女に出くわして,二人でふらふらしてるうちに勢いで手に取ってしまったものだ。仕事のために民法の本…といっても「高校生の民法」だが…を読んでいて,疲れた頭を休めるものが欲しかったのだと思う。
新明解国語辞典って文学だなあとも思うし,書いている「人」の実在が伝わってくるようにも感じる。涙流して笑い転げてしまった。「新解さん」が文庫本の前半だけで終わってくれて助かった。これが一冊丸々続いたら身体が持たない。後半に収録された「紙がみの消息」でクールダウン。ふう。
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