不定期戯言

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2013.01.14 (Mon)

RPGにおける減点思考

・スマホのアプリに「ゆけ!勇者」というRPGがある。よくあるRPGと全然違うのは

  • 勇者が出発したら,帰ってくるまで待つことしかできない
  • 勇者は毎回レベル1に戻って出発する

といった点。そんなわけで,出発するときに持たせる装備とアイテムを選ぶのがこのゲームで唯一やれること(特定の時刻にでてくる敵やアイテムを狙うために,出発時刻を調整したりもするらしいが,私はそこまでやりこんでない)。

・ライフが0になったら力尽きてしまうのは他のRPGと同じ。レベルアップと,ランダムに現れる聖なる泉が回復の手段。ところが「沈没船」では泉が現れるわけがなく(水中だからね),レベルアップだけが唯一の回復手段となる。そのことが不安で,このクエストをずっと後回しにしていた。とにかく攻撃力と防御力の強い武器と防具ができるまで待って…と思っていたのだが,攻略Wikiを見ると,レベルアップ時のライフ増加値が増えるアイテムを使うのが主流らしい。なるほどと思う一方で,なかなか実行に踏み切れないでいた。これは私の気弱さ,自信のなさの顕れだ。

・まともに考えれば,そのアイテムを使うのは理にかなっている。どうしたってライフを最大値に保つことはできないし,最後まで0にならなければそれで十分だからだ。でも私は最大値からどれだけ下がったかが気になってしまっていた。気にするべきなのは0からどれだけプラスであるかということなのに,私は最大値からどれだけマイナスになっているかということに縛られていたのだ(「リンクの冒険」だったか,ライフが最大のときに限りビームが撃てるというゲームがあって,それをやってるときはハートが少しでも傷つくとすぐに回復に走っていた)。こういった考えがどこから来てるかというと,やはり自信のなさ,自己肯定の弱さからだと思う。

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