跡継ぎ問題
スラッシュドット・ジャパンに自分の置き換え要員,どのように育てる(or 育てない)?というストーリが掲載されていた。投稿の中に,ドキュメントがどうとかいう話があるので考えたのだけど,私もドキュメント作りは苦手だ。その原因はいくつかあるのだけど,自分自身が仕事をドキュメントで受け取る経験をしていないということも大きいように思える。教員の仕事というのが元々そういうものではない…と書きかけて思ったのだけど,「そういうものではない」のは生徒に対する活動であって,事務仕事は「そういうもの」なんだよね。私が後継者を作らなくちゃいけないと言ってる事柄は事務仕事の方だから,できなくはないんだよなあ。でもどういう風にドキュメントを作ったらいいかということから勉強しなくちゃいけないし,後継者にもそれを勉強してもらわなくてはいけない。後継者候補が一人いるんだけど,私も彼も「いざとなったらソース読む」派だからなあ。
話は違うけど,この仕事の基本的な精神みたいなところはドキュメントではどうしようもない。前任者から引き継ぐとき(その頃にはネットワークもなくて,仕事の内容は随分変わってきたのだけど)「あらゆる意味で最後の砦にならなくちゃいけない」と言われていて,私なりにそれは守ってきたつもりだ。でもそれは外には見えないことだから,じかに伝えていかなくちゃいけない。
コメントの受付は終了しました。