不定期戯言

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2013.07.09 (Tue)

安直なネーミング

・某原稿の校正をしつつ思ったこと。PenFlowchartって安直なネーミングだな,ということ。PENのプログラムをフローチャートで作るんだから,「とりあえず」こんな名前にしとくか,というようなことを思った気がする。プロジェクト名をつけないとプログラム書き始められないからということで,暫定的につけた名前だった気がする。でもそのまま世に出して,今となっては変えようという気もなくなっているし,もはや変えてしまうことにはデメリットの方が大きくなっているようにも思う。

・他の人が作ったプログラムの名前には,けっこうイカしたものがある。MS-DOSのときに使っていたMIELなんかは何かの頭文字を並べてMIELになっていた。今となっては例をあげようにも思い出せないが,そういうのがたくさんあったんだよな。私のプログラムの名前でそれなりにシャレが効いてるものといえば,差し込み印刷ユーティリティを「いんさ〜つ」にしたというくらいか。

・一方,私はこの安直なネーミングでも,そんなに悪くないと思っているところがある。ネーミングだけではない。ソフトウェアの画面デザインでもそうだ。たとえばAndroidアプリ「はかるだけCSV」のスクリーンショットなんて,一般の人が見たらいかにもやる気なさそうな画面に見えるだろう。しかし決してやる気がないのではない。カッコいい画面にできればそうしたいという気持ちはもちろんある。しかし何が「カッコいい」のかわからないし,このUIでも決して悪くはないとも思っているのだ。開き直りではなく,本当に。

コメント(2)

junsuke wrote at 2013-07-10 00:20:

それを本当に必要として実際に活用する人にとって、名前も、デザインもあまり問題ではないですよね。使い勝手は大事だけど、単に見た目がかっこいいとかはどうでもよさそう。雰囲気や勢いで使ってみようかな、っていう、たいして必要なわけでもない人を取り込むには名前や見た目が重要っていうだけな気も。

わたやん wrote at 2013-07-14 00:20:

それもそうなんですが,やんざむさんの講座の中で「世界観」って言葉が使われてたことが,印象にずっと残っているんです。利用者がそのソフトの世界の中にいるというのはどういうことなのだろう…自分自身が利用者としてそれを感じたことはあるのだけど,自分で実現するために何を考えていいのかわからない。
私が物語を書けないことと,どこかつながるような気もします。

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