著作権の保護期間
先日,TPP絡みで著作権保護期間を死後50年から70年に延長する方向でいくことを決めたというような話がtwitterで流れてきた。結局ガセネタであったようだけど,否定されたわけでもないのだから安心はできない。この記事にもあるように,保護期間の延長は商業的価値が持続している1〜2%の作品のために,残りの98〜99%を捨てさせることにつながってしまう。青空文庫が20年停滞したらつまらない。98〜99%が電子書籍ででも入手できるようになるのなら話は別だけど,出版社にとってもその作業負担は大きいだろう。そうやって「勝ち組」ばかりが優遇され続ける。
授業のプリントには書かなかったけど,TPPは知的財産権に影響を及ぼすから,今後の動きをしっかり見ておけということは話してある。この授業で習った50年,70年が,社会に出る頃には変わっているかもしれないぞ,と。
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